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シリンダーヘッドオーバーホールの様子です。回転数が7000回転頭打ちの?原因教えます。

2019年12月06日

エンジン腰上シリンダーヘッド側のオーバーホール施工の様子となります。

 

事前告知させて頂いた通り当店で販売する総てのビートに対し、オーバーヒート対策の一貫として、シリンダーヘッドガスケット交換作業の施工実施と致しました。

またその際、必要に応じてはシリンダーヘッドオーバーホール作業も実施致します。

※但し、フルコンプリート販売車両の場合は別メニューとなります。

 

その様な訳で、ご成約頂いたビートを一日でも早くお客様の手元にお届けするべく、オーダー部品待ちの時間を利用してストック品の製作作業をしております。

 

シリンダーヘッドからのオイル下がり防止の為バルブステムのオイルシールを交換。併せてプラグホール部分オイル溜まり防止の為、オイルシール等も総て交換します。

 

※上記はシリンダーヘッド面の面修正を終了し、バルブを組みつけた状態の画像です。

各パーツを分解・点検・測定の後、状態によっては面修正作業等を行います。

 

各作業を経てシリンダーヘッドオーバーホール作業はは終了となりました。

そして、タイトルにもあります回転数7000回転頭打ちの原因についてご説明いたします。

 

上記がインテーク側のバルブスプリングの画像となります。ご覧の通りインテーク側「吸気側はスプリングは太く、また、組み間違いのないよ様に黄色いペイント」が施されています。

 

一方、エキゾースト側には青色にペイントされています。若し、間違って太さの違うスプリングを逆に組み付けてしまうと、スプリングの引っ張り度が弱い為。

回転を上げた際、吸気側のバルブが開ききれず7000回転位のところで回転頭打ち状態を起こします。(バルブサージングといいます)

 

◎タイミングベルト切れ修理の際、整備スキルの無い整備士がメンテナンスした結果。起こってしまった悲劇とでも言いましょうか・・・。 (@_@;) 

※ホンダエンジンは、分解経験値が数十台程度で是非を語れない程奥が深いのです。

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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