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成約車の納車整備の様子。NEWエンジン搭載前にはこんな作業も・・・。

2021年05月18日

埼玉県在住のT/F様にご成約頂いた黄ビートは走行距離71000キロと年式の割には少走行車。

また前オーナー様が当店の管理ユーザーであり、過去の整備履歴に於いても当店が順次お勧めするメンテナンスをその都度実施済の優良整備車両でもあります。

 

しかし、新車から30年という経年を考えると絶対に大丈夫とは言い難く・・・。

既に交換が済でいても10年近く経過していれば乗った乗らないに関係なく交換時期。

このれから10年先迄をと考えると、もはや関連部品を総てリフレッシュを強いる時期であると当店では思っています。

 

上記画像はリフレッシュ記事掲載の際、都度紹介しているに新品純正交換部品の一部となりますが・・・。※一部社外品を含みます。

 

最近はエンジン製作コラボ先からほゞ数か月に一度の頻度で「既存装着部品の再使用不可」とのことで、新品純正部品の追加供給依頼が有ります。

従って新品交換部品の数も増加し、それと比例して製作の際のコストも高騰しております。(;^ω^)

 

そんな訳で以前はNEWエンジンと一緒に戻ってくる交換済パーツの箱は、最近一つから二つになって仕舞いました。( ̄ー ̄)

この後各補器類を装着となりますが、只、部品を付け替え戻しするのではありません。

 

例えば上記は「スロットルボディ」と言う部品を装着する際の画像ですが装着の際には下記の経年で劣化したパーツも交換しております。

 

丸い囲みが「エアースクリュー」とう部品で。

 

それを装着するスロットルボディー側も経年にて大夫!お疲れ気味の状況は否めず・・・。(~_~;)

 

画像上側が約30年間装着されていた「エアースクリュー」で下側が新品となり、当然交換対応としました。

 

過去に一度交換歴がある「エアコンコンプレッサー」もご覧の通りクラッチ部分からオイルの滲みを発症している状況。

しかし、これでもエアコンは正常に作動しております。以前であればクラッチ部位のみを新しく交換するという整備方法も選択肢としてはありましたが、これから10年先迄を見据えれば自ずと整備方法が決ります。

 

「R12⇒R134へレトロフィット化」を施した「リビルドコンプレッサー」を選択。それと共に隣に装着されている「オルタネータ」も併せてリビルド品と交換としました。※勿論!こちらも充電機能は正常でした。

 

このタイミングで新品部品に交換をする理由はとっても簡単!!

これから10年先迄の間に構成パーツの欠品や部品の廃盤も絶対無いとは言い切れず、更に間違いなく約束されているのは価格の高騰です。

 

※いやいやその時には中古部品交換で!なんて思っておいでの方!! 淘汰が進めば解体車も無くなりますし、取り置き品が実際にそのタイミングで機能するかは判らないのではないでしょうか?何故なら飽くまで一度使われれた中古なので・・・。

 

再度申し上げますがこの様な訳で機関内部だけでなく、付随する電子部品や燃料系・ウォーター系の各部品も新品交換リフレッシュを計ることが必須と当店は考えている訳です。

それは自社で販売するビートだけに限らず、遠方も含めた各地の皆様より総合メンテナンス目的で多くの個体をお預りし、整備させて頂いた結果出しえた答えとなります。

平成の旧車は昭和車とはまた違い、付随する電子部品点数が多目な為、センサー等の不具合にて、折角エンジン本体リフレッシュ(リビルド化他)を実施するも今一つ本来のエンジン性能を発揮出来ていないと思われ、ご相談を頂く場合もこのところ多く見受けられます。

 

さて作業は補器類の装着を終え、定休日明けにオーバーホールの済んだ「トランスミッション」と共にNEWエンジンは車体へ搭載となります。

 

クリック⇒作業は更に続きます。

 

追伸

<自動車関係者の皆様へ>

エンジン本体やミッション本体のリビルド品の提供依頼のご相談を時折頂きますが、最近の上記状況を考慮し、「単体での供給」が難しいことをどうぞご理解ください。※現車をお預かり出来。尚且つ、付随部品交換を含めてのメンテナンスお任せ頂ける場合はこの限りでは御座いません。m(__)m

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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