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オーバーホール済やリビルド済エンジンの件ですが・・・若しかして勘違いされていませんか?(>_<)

2017年08月10日

最近ご相談があつた案件となりますが、既にリビルド済エンジンやオーバーホールを施工されたユーザー様からのお問合せの内容をご紹介いたします。

 

 

具体的例

①ディーラーに依頼して「リビルドエンジン」を搭載し、直後の慣らし運転中にオイル消費過多発生!

勿論!クレームにて「別なリビルドエンジン」に載せ替えにて現在は調子を取り戻されたそうですが・・・。

※あくまで想像の範囲ですが、原因としては、組込の際「リングの表・裏逆組やリング合口不良」の可能性が考えられます。

ピストンリングには表・裏が有り、組付けを間違ってしまうとオイル消費が極端に増えたりエンジンの寿命低下の要因となり得ます。

 

具体的例

②リビルドエンジンに載せ替えて間もないが、減速時に「白煙」を吐く・・・。

※こちらもあくまで想像の範囲ですが、原因としては、ヘッド側の分解洗浄はされていても、

最低限のバルブステムオイルシール類等の交換必須部品が交換されていない可能性が考えられます。

※意外かも知れませんが・・・。 (^_^;)
通常、リビルト化の場合、バルブやロッカーアーム等は基準値内であれば再使用となる場合が殆どです。

◎当店のリビルド化エンジンと他社との内容の違いは?

 

 

当店では「一生一回」メンテナンスをコンセプトとしており、トラブルの無い丈夫なエンジンを製作する為、再使用出来そうあっても既存パーツの再使用を極力せず、純正新品部品を用いてのエンジン組上げを行っております。(当社から供給にて)

※上記画像は出来上がってきたエンジンの内部の様子でピストンとなります。(内視鏡にて確認した画像)

 

 

上記画像は「バルブスプリング」となりますが、青色ペイントの塗色ですのでインテーク側となります。

当店での場合シール類は勿論ですが再使用の基準値を厳しく設定している為、交換部品は必然的に多くなります。

従って、通常の一般的なリビルドエンジンとの価格差が生じます。

また、エンジンメンテコラボ先へエンジンを送る際にも、仕様についてお客様との綿密な打ち合わせをさせて頂いております。

 

 

分解洗浄からパーツの分解・測定にての既存エンジンの基準値のチェック。

 

 

※当然工場内の温度は常に一定に保たれた状態となっております。
要するにエンジンメンテコラボ先の「設備と技術力」を評価し製作をお願いしている訳です。

そして各消耗パーツの交換を経ての組み立て作業。

 

 

上記は「ファイヤリングテスト」の様子となります。

更に出来上がったエンジンは「ファイヤリングテスト」にて実際にエンジン単体に火を入れて動かし、性能や異音等を確認。と、厳しい基準にをクリアした状態にて当店に戻って参ります。

結論としてオーバーホールやリビルド化といっても、中味(内容)はまちまちだと言うことが伺えます。(>_<)

ビートのエンジンE07A型の場合、最低でも20万円以上の部品交換が必須であり、これが最低限のエンジンオーバーホールの基準となります。

従って例えディーラー等にて施工したとしても、搭載するエンジンのご購入価格が20万円以下だとすれば、

自ずとその答えは・・・。 (-_-)

お客様にとって大事なポイントとは?「メンテに掛かる時間」(^_^;)・「費用」・「NEWエンジンの保証」の3点ではないでしょうか。

上記を小生を含め、スタッフ全員が深く理解し対応させて頂いております。 m(_ _)m

 

 

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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