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車検の際に先回り予防整備としてヘッドガスケット交換作業を施工しました。

2021年06月05日

上記は東京都在住のT/U様ご所有の黄ビートとなりますが、この度も車検でお預かり致しました。<(_ _)>

 

最初にご入庫頂いてから5回目の車検お預かりとなりますが、ご覧の様に車検から次の車検迄の間の走行距離は伸びず・・・。

公共交通機関が充実した東京にお住まいであるという事とお仕事が忙しいのも手伝い、今日の走行距離に至っていると考えられます。(;^ω^)

 

しかし走行距離が少ない多いに関係なく、旧車として避けて通れない部位の対処を施すことは車両維持の為に必須条件となります。

実際に当店で販売するビートは、全てエンジン本体&ミッションを含めた各部をリフレッシュ作業を施し納車させて頂いています。

 

その様な訳で今回は車検整備以外に「シリンダーヘッドガスケット」交換作業を追加にて施工させて頂きました。

 

当店で作業する場合は単にヘッドガスケット交換を施工するだけでなく、シリンダーヘッドのオーバーホール作業も併せて実施致します。

 

ご覧の様にロッカーシャフトやカムシャフトも取り外して、各部の摺動痕を確認し、状態に依っては追加の対処を施工となりますが・・・。

 

如何でしょう?状態は総じて良好です!!

 

既存装着されている「カムシャフト」は余り動かしていない割には摺動痕も少なく非常に良い状態。

 

「オイル下がり(白煙)」防止の為、バルブステムシールも交換します。

※あぁ!そう言えば、安価で入手したリビルドエンジンを搭載した個体で、減速時に白煙を吐くとのご相談を頂いたことを思い起こしました。

( ̄ー ̄) それって若しかして?シリンダーヘッド周りのメンテナンスを割愛していたのかも・・・。

 

シリンダーヘッドの状態を確認の後に面修正の後バルブを組み直し。

 

再びシリンダーブロックと合体の後、タペット調整等を済ませ、エンジン本体のハーフオーバーホールは終了しました。尚、その際にはタイミングベルトやウォーターポンプを含む各パーツも一新しました。

旧車に限って言えば、分解した際に使えそうな部品であってもは再使用は極力避けることが肝要。とにかく安く安くを優先すれば旧車の維持は立ち行きません。

ビートを末永く乗って行きたいと考えるならなおさらです。

 

それとこのところ常に検索で「ヘッドガスケット抜け原因」が上位を占めますが、旧車となれば「走行距離に関係なく」皆避けて通れません。※自分のだけ大丈夫は先ず難しいことだということを・・・

 

実際に無料検車でご来店の個体の多くに発症を確認しています。しかし問題なのはガスケットが抜けていても暫くは走れること。

初期対処であれば「エンジンフルオーバーホール」程、莫大な費用も回避出来ますが、ガスケットが抜けた状態で使用を続ければ既存エンジン本体の再使用も叶わなくなる場合も多く、費用も大幅に嵩む結果となります。(~_~;)

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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