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ギヤをリバースに入れたら「ガキン音」?の直後に「ギヤ―ロック」で不動となりました・・・。(@_@;)

2022年12月28日

この度は前/後ブレーキキャリパーASSY交換のご依頼を賜りました。

そして作業完了となり、車体をリフトから降ろしローギヤを入れて前進にて工場内から敷地内へと移動して一旦停止。その直後ギヤをリバースに入れたら「ガキン音」と共にトランスミッションが「ロック」して、前にも後ろにも動かなくなってしまいました・・・。(◎_◎;)

と言う訳で、今回整備させて頂いた内容とは全く別件の「トランスミッションオーバーホール」を追加施工させて頂く事となりました。

 

また暫く個体をお預かりしている間に、次回の整備で交換を予定していた「ヘッドライトユニット交換」と合わせて日本ライティング製「LEDキット」。「ライティングスイッチASSY」(イソマサ対策部品)の交換作業も前倒しで施工させて頂けることに。

※ヘッドライト系の整備については過去に複数ご紹介していますので、今回は割愛とさせて頂きます。<(_ _)>

 

早々にトランスミッションのオーバーホール作業の実施となります。

先ず、今回のようなケースの場合。当店では敢えてトラブルが発症した「トランスミッションASSY」の再使用はしません。トラブルの疑いを残し現物は敢えて使用せず、別の個体で問題無く作動していた「トランスミッション本体」を使って作業するように努めています。

 

既存車体に装着されている「トランスミッションASSY」を使用しない理由は、不具合を起こした原因が未だ不明であり、さらにはミッションケース本体に衝撃に依る「ヒビ等」の瑕疵が生じている事も多々経験しているからです。※年間平均40台のオーバーホールを施工して来た実績による選択となります。

◎当店の思いは只一つ、お客様が車体の不具合など一切気にせずに安心して楽しくビートにお乗り頂くことです。(^_^)v

なので最善策として、今回の作業に於いても走行距離に関わらず、ケース内の各オイルシール、ベアリング、シフトフォーク、シフトフォークシャフト、各シンクロシャフトスリーブSET等の交換を行い、内部パーツのリフレッシュ確りと行います。

※既に製廃となってしまった部品についても「イソマサ対策部品」を用いてリフレッシュを行います。何故なら不具合が起こる原因は、得てして既に製廃となった部品による場合も多いからです。(~_~;)

 

ディファレンシャル部分については、既に製廃となった純正パーツの劣化が原因で起こる「メーター系の不具合」を懸念し、それを回避する為にイソマサオリジナル仕様「リミテッドスリップデフ」も装着しました。

 

クラッチ関連については既存のそのままでも再使用も可能でしたが敢えて新品交換とします。その理由として、ユーザー様は毎日約80KM程を通勤で走行され、また前回の交換から既にある程度の距離をお乗りであることです。さらにビートの持病とも思われがちな例の加速時の「ジャラジャラ音」も少々出始めました。それらを考慮してのクラッチ系の新品総交換です。(^_^)v

 

程なくしてリフレッシュが叶ったトランスミッション本体はエンジンと合体。

そしてリヤ側足回りとヘッドライトの光軸調整を済ませた後に初期慣らしを兼ねたテストドライブを開始。約50㎞程を走行の後工場に戻り、リフトアップにてオイル漏れ確認及び増し締めを行い問題無き事を確認にて作業完了となりました。

 

◎後日、既存装着されていたトランスミッション本体を分解して調べて見たところ、2速、3速のシンクロナイザースリーブセット部分に無理に押し込まれたような痕跡を確認しました。納車の際にお客様にお尋ねしてみると、時折ミニサーキットのようなクローズドコースで2~3速を酷使して走られており、最近何度かシフトミスをしてしまい、その後から、タイミングに依ってシフトチェンジの際に異音を伴った入り方をしていたとのことでした。

恐らくは上記が原因だったようですね。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

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