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当店では「こんなこと」しています。その15 AZ-1の納車整備の様子です。

2015年08月31日

茨城県のK/N様 H6年式 AZ-1 修復歴無し 走行18万キロ。お買い上げ有り難う御座います。

◎この記事については結構大変なメンテゆえ、今後何回かに分けてご説明してゆきます。

サブタイトルは題して「AZ-1 原点回帰への道」

 

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※当店では納車整備に掛かる工賃パーツ代金が販売車両価格に含まれております。上記価格以外には一切追加ご請求は御座いません。


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いきなりエンジン脱着の様子。フレームごと降ろします。

この個体は当店管理ユーザー様からの入庫車両です。約3年程前に純正同色オールペイント仕上げを施してあります。また、BBS AW以外はフルノーマルの希少な車両でもあります。

現在、走行にあたって問題のある部分は無いのですが、当店にて販売するBEAT同様に経年劣化した部位及び今後パーツの供給に問題が発生しそうな部位を重点的に納車整備して行きます。

 

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エンジンを降ろした後の下から見た画像です。

 

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先ずは走行出来ない訳では無いし、オイル消費もそれほどでもないエンジン本体をOHします。

理由は下記をご覧下さい。

整備性が余り宜しくないので、中途半端ではなくエンジンを降ろしての総合メンテナンスを施す訳です。

※因みにNSXのTベル関係交換は約50万前後が相場のようですが、上記同様のエンジンを降ろしたついでに他の部分も同時に整備を施す為に高額になるようです。

 

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F6A エンジンお決まりのカムシャフトオイルシールからのオイル漏れです。

 

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クランクシャフトオイルシールも・・・。高回転エンジンなのでココはBEAT同様ウイークポイントですね。

 

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F6Aエンジンはシリンダーヘッドはアルミ製ですが、ブロック部分(腰下)は鋳鉄製。

熱に強い反面・・・。

 

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ご覧の様にエンジンを冷却するために水が通っている部分(ウオータージャケット)
の中が錆びやすいのが欠点。

 

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付随して水回りのホースを繋ぐジョイント部分も経年劣化によりご覧の有様です。

 

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パーツの耐用年数を考えたとすれば、20数年もクルマを維持される事を想定していなかったのような状態ですね。パイプも鉄製ですからこの様な状態になってしまいます。

 

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右上の金色っぽく光っているのがサーモスタッドです。

原点回帰は更に続く

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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