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A/K様にご成約頂いた銀ビートの納車整備の様子。トランスミッション編

2019年08月30日

A/K様にご成約頂いたの銀ビートメンテナンスの様子となります。エンジンに続きミッションオーバーホール編となります。

当店が「フルコンプリートパッケージ」で販売するビートは、納車整備の際に総てエンジン本体&ミッション本体をオーバーホールして納車させて頂いております。※整備代金は総て車輌価格に含まれております。

 

まず最初に、では何故?このタイミングでエンジンとトランスミッションを同時にオーバーホールする必要性があるのとは思いませんか?

その理由は納車の後にこの様な症状を事前に回避する為です。

①経年によるオイルシール類劣化に伴う、ミッション本体からのオイル漏れの発症。

②走行時の異音やシフト操作の時に引っかかり等の不具合発生。

③当店の実績から見て、エンジン本体やクラッチ系オーバーホール実施直後に上記の不具合が発症の確率が高い。

を踏まえた場合。作業が二度手間となる事と、納車後、保証範囲外となり、お客様自身に修理費用のご負担を与える可能性が非常に高くなると思ったからです。

上記が当店で両方を同時にメンテナンスする理由となります。

要するに旧車の場合、中途半端な処理が、後日取り返しのつかない事態を起こしかねないことを認識して下さい。

 

※上記画像は施工当時の物を再使用しております。

今回のメンテナンスとなるミッションにおいては、数年前、前オーナー様が実費にて各ギヤ、シャフト、シンクロ等にWPC処理(二硫化モリブデンショット)を施工されたミッションとなります。

各パーツにWPC処理(二硫化モリブデンショット)を施すことにより、パーツの耐久性向上と相まってシフトフィーリングが別次元の感触となり、「スパ!スパ!」っとイメージ通りのシフトフィーリングを実現できます。(^O^)/

従って、これからお乗りになるH/K様にとっては正に良い事ずくめとなります。

 

また、前回のオーバーホールの際にデファレンシャルを仕様変更し、クスコ製1.5W RS TYPE LSDも装着されました。

元々コーナリングマシーン的要素が強いビートですが、装着により更なる旋回性能の向上が約束されます。(*^^)v

オーバーホールの際にはLSDのイニシャルトルクも測定点検し、規定内の数値で有ることを確認し、消耗パーツ交換と併せてミッションケースへの組み込みを行います。

 

今回のオーバーホールではシフトシャフト(1、2速)、フィフスシャフト&リバースシフト、フォークシャフト類やベアリング、オイルシール、1~2速、3~4速、5速シンクロセット(自主製作非売品)は全て新品パーツ交換となります。

 

※因みに、ビートのミッションオーバーホールに関して、空くまで推測となりますが・・・。

他店でリビルドミッションや既存ミッションを使ってオーバーホールを行っても、既に廃盤となった5速シンクロセットについては傷んだ物の再使用となると思われます。5速シンクロについては走行の際、一番使用頻度が高いので当店では重要と考えます。

 

また、上記丸で囲んだベアリングからの異音発生がトランスミッションオーバーホールの一番の要因となり得る部位となります。

エンジンからの入力をクラッチを介し、ミッションに伝達する役目であるインプットシャフトが挿入される部位で、このベアリングに於いてはエンジンが掛っている状態で常に回転している関係で痛みが激しく、使用状況に依っては走行距離に関係なく「ガラガラ音」を発生します。

 

上記手段を経て、トランスミッションのオーバーホールは完了となりました。

※例えば、他店でオーバーホールを施工したが、暫く慣らし走行を経ても、特にローが入りづらいとか、3-4速のアップダウンの際のシフトに引っ掛かり感が残り等で、お悩みの方がお出ででしたら是非!一度、当店にご相談ください。<(_ _)>

 

◎その他ビートの事でしたら何なりとご相談ください。

何故なら当店では、小生を含めメンテナンスに携わるスタッフ全員がビート乗りだからです。(^^)v

因みに小生はビート2台+トゥデイだけですけど、店長はビート12台+バモス、整備士はビートとキャラで、キャラは新車から所有。

て、何にか変でしょうか? 当店 (*^-^*) 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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