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AZ-1のオイル漏れの修理でお預りしました。前編 他店で行われた不適切な整備が原因でした。

2019年10月31日

オイル漏れ修理にてお預かりしました。

 

 

お客様のお話を伺った限りでは、F6A型エンジン特有のオイルパンからのオイル漏れかと思っておりました。

 

何故ならこの個体は2年半ほど前に当店に入庫し、エンジン系のメンテナンスの際に、Tベルト/ウオーターポンプの交換と併せて、クランクシャフト&カムシャフトのオイルシールを既に交換済みの車両だからです。

 

 

実際に入庫後の確認で、矢張り予想通りで、オイルパンの液体パッキンからのエンジンオイル漏れを発症しておりました。(‘ω’)

 

 

しかし、更によく見てみると、黄丸の部位を何かで叩いた跡があり、その部分に凹み傷があり「オイルがポタポタ」と垂れておりました。

 

オイルドレーン(排出口)の銅色部分が金属製ドレーンパッキンとなっており、この手の場合はオイルパン側に張り付いていて手では取りずらく一般的にはプライヤー等を使い除去します。

 

飽くまで推測ですが「不適切な整備」が原因のようです。 (-_-)

マイナスドライバーを当ててハンマー等で叩いて外そうとしたようで、オイルパン側も凹みがあり、パッキンとの間からエンジンオイルが漏れておりました。 ( 一一)

 

 

オイル交換には定期的にご来店頂いておりますが、たまたま前回だけ都合で時間が取れず、地元の某修理工場(SS系?)にて交換されたそうです。

 

矢張りこの手のお車(含ビート)は普段手掛けていないでしょうから、例えオイル交換と言えど、普通の整備工場ではスキル的に中々難しいと思われます。”(-“”-)”

 

 

エンジンのシリンダーブロック部分からオイルパンを取り外し、

 

 

オイルパンASSYの交換となりました。

 

 

既存パッキンを除去後、オイルストーンを用いてシリンダーブロックを修正し、新しいオイルパン装着の準備完了。

 

しかし、まだ、オイル漏れの点検は終わりません。

 

 

上記画像はトランスミッション本体で、錆びている部位が見られますが、ここがフライホイールの裏側となります。

 

この近辺においても目視点検をし、ミッションケースの下側にオイル滲みが無いかを確認。

 

その結果、エンジン&ミッション双方とも問題なし!(^_^)v  

※入庫確認の際、滲んでいたオイル臭がエンジンオイル臭でもありましたので・・・。

 

 

更に検証としては2年半前のクラッチ系交換の際。

 

大事をとってフライホイール奥側(オレンジ色)のクランクオイルシールも新品パーツと交換済ですので、間違いなく今回の作業にてオイル漏れは完治します。(^^)v

 

 

新しいオイルパンを装着後、更に試運転を経てオイル漏れ有無を確認し、作業は完了致しました。

 

 

上記のような人的トラブルをも防ぐべく、大切な愛車は是非!専門医にお任せください。 m(_ _)m

 

 

その後、作業中についた手あか等を吹き上げている際、整備士が何気に助手席側のドアノブに手を掛けるとロックがかかりません。 (‘;’)

 

AZ-1に良くあるドアロック不良が追加の作業となります。

 

と、いう訳で、次回の記事はドアロック修理作業の様子をご案内致します。

 

 

 

尚、ビート、AZ-1, キャラ、の事でしたら何なりとご相談ください。

 

何故なら当店では、小生を含めメンテナンスに携わるスタッフ全員がビート乗りだからです。(^^)v

 

因みに小生はビート2台+トゥデイだけですけど、店長はビート10台+バモス、整備士はビートとキャラで、キャラは新車から所有。

 

て、何にか変でしょうか? 当店 (*^-^*)

 

 

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

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