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珍しいエンジンメンテナンスのケースとなりますが・・・。

2015年12月01日

茨城県在住のA/U様ご所有の銀びーで、この銀びーは氏にとって2台目の個体です。

 

高校卒業時に最終モデル110型を新車で購入し、その個体は約20万キロ程お乗りになり、更に現在の個体でも約18万キロ弱の走行継続中。

 

現在まで数々のメンテナンスケースを経験されたBEATの乗りのヘビーユーザー様です。

 

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で、今回のメンテナンス依頼はオイル消費大(※1000キロ走行で約1リットルのオイル消費)と。

ここ数年来、何度か調整メンテをしましたが一時的改善のみで、丁度この時期当りから発生する冷間始動時のアイドリング不調を起こすスロットル系の不具合の解消が主な目的です。

 

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以前にメンテナンス済のシリンダーヘッド側は清掃にてそのまま再使用します。

エンジン関係のガスケットキットです。

 

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ブロック側はオイル消費をしていない約5万キロ走行の物を清掃後、そのままスワップします。

※今回は訳ありの為、小生が以前使っていたエンジンの腰下(ブロック側)を安価にて提供させて頂きました。

 

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スロットル関係は、以前当店のデモ車でオーバーヒートにて取り外したエンジンに付いていた物を使用。

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タイミングベルト・ウオーターポンプ・シリンダー判別センサー・テンショナー・アイドラー等も新品に交換します。

 

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最近のエンジンでは殆ど診るこ事が無く、非常に珍しいバルブクリアランス調整の様子です。

 

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タペット調整とも言います。

シックネスゲージという工具を使い、カムシャフトとバルブの当り面の隙間の調整の事を指します。

 

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実は現在の距離数から約5万キロ程前に既存エンジンはデトネーション(異常燃焼)にて破損。(ヘッド真ん中の色が違います。)

 

他車に付いていたコア(エンジン)にてリビルト化したエンジンを載せ替えましたが、残念ながら上記のようにオイル消費大という結果にて、今回のような処置となったわけです。

 

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三種混合みたいで極めて珍しいエンジンメンテのケースですが、将来に向けては多くなり得るかも知れません。

但し、状態の良いブロック側を探すのは困難かと思われますが・・・。

 

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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