エンジン系のメンテナンスに続きミッションオーバーホール作業を開始しました。
現況、特に使用に問題も有りませんが、前出記事ミッションで再三再四お伝えしているように、今回のメンテナンスの目的は経年劣化によるオイルシールからのオイル漏れや、ベアリング異音等の防止が主となります。
また、その際、消耗パーツに加え、別途シンクロナイザースリーブSET、シフトフォークシャフト等のパーツも交換する事によりシフトフィーリングの向上を目指します。
現在揃いえるパーツを中心に新品パーツをふんだんに交換します。
純正再販品となったギヤ―COMPスピードメーター等も勿論!交換となります。
※白いギヤの部分となりますが材質は樹脂製にて、過走行など状況によってはすり減ってしまったり最悪は破損。その結果、スピードメーターが動かなくなる可能性大となり当然!!車検にも不合格となります。
ミッションオーバーホールの際には、ミッションケース内に収められている「デファレンシャルの両側のベアリング」も必ず交換します。
※時速60キロ位で走行中に後ろから聞こえてくる「ゴーゴー音」は殆どこちらのベアリング劣化が原因となります。(;^ω^)
距離が嵩めば上記シンクロナイザースリーブセットも当然!傷みますので、この1~2速、3~4速、5速をこのタイミングにて総て交換します。
※一番使用頻度が高い「5速シンクロナイザースリーブセット」は数年前に既に製廃となっておりますが、当店では交換対応可能となっております。
◎ミッション等のメンテナンスのご相談の中で時折こんな内容も有ります。以前他店でオーバーホールを実施したが、再び内部から異音がするとの事。
で、その時の内容を詳しく伺うと交換パーツは「ベアリングとオイルシール」関係のみとの事。(*_*)
上記のような内容を選択すれば、結局は近い将来に於いて再オーバーホール実施を余儀なくされる可能性大ではないかと思います。
前回のブログの最後にもご紹介しましたクラッチメンテナンスですが、思うところが有りましたので再びご紹介させて頂きます。
※クラッチオーバーホールの際には、純正部品の使用を強く推奨致します。
◎その理由とは
過去にお客様とご相談の純正又は社外品を選んで取り付けていた時期が有りました。理由は青銀箱の社外品の方が純正より安価だった為です。
しかし、今から5~6年前となりますが、「青銀箱社外品」を使いクラッチオーバーホールを実施した個体が立て続ずけに「クラッチ滑り」を発症。それも比較的短い使用期間でです。( ̄ー ̄)
※部品の材質でも変更になったのでしょうか?詳しい原因は不明ですが・・・。
と、言う訳で「クラッチは純正部品を強く推奨」しております。
読んでいただいてありがとうございます。
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