新たなるオイル漏れ箇所?後編です。
ズバリ!答えから
ミッションのメインシャフト部分(画像中央)のオイルシール劣化によるオイル漏れが原因です。
そうです
ミッションからの音でよく記事に出てくるベアリング外側のオイルシール部分が原因でした。
メインシャフト部分に装着されるオイルシールとベアリングです。
因みにミッションのガラガラ音の主たる原因はこのベアリングの音。同時にベアリングがすり減り、外側カラーとの間の隙間が大きくなると当然ガタが発生。
結果としてこの後、メインシャフト(現在新品入手不可)が偏摩耗して振れが大きくなり、最終的にはミッション本体の作動不良へと発展します。
左側のベアリングの奥側のオイルシールです。
この様な順番に入っています。
この画像の表側からの作業は出来ず・・・。(>_<)
と言う訳で、漏れを止めるためにはミッション本体のオーバーホール作業を実施しなければなりません。
尚、その際にはオイルシール・ベアリングだけではなく、シャフト・シフトフォーク・各シンクロ等の新品パーツ使用にてのメンテナンスがお奨めです。
実際に最近良くあるお話しですが、2回目のミッションOHをしたいとのご相談が結構御座います。
小生、そんなに熱心にお乗りになったのかと思えば、距離的にはそうでもなさそうで・・・。
何故とお尋ねすると、シフトの入りが悪く、特に2~3速アップ時や4~3速へシフトダウン時にガリ音がする状態だそうです。
で、前回OH時のメンテ内容を伺ってみると、ベアリング&オイルシールのみ交換だったとのこと。
勿論!絶対駄目な選択肢では無いとは思いますが、折角ミッションを分解したのですから、シャフトやシンクロ等も交換しておけば、一度のOHで解決したようにも思われます。
同車種のみを沢山取扱っていると、ある法則と言うか、傾向的な部分が見えてきます。
この先、
走行距離等に関係無くミッションからのオイル漏れが定番となる可能性が高くなるような気がしますね~。(>_<)
当店ではエンジン本体OHの際にミッション本体OHも併せてお奨めしております。
エンジンと一緒にミッションも脱着しますので、単体にてOHよりも工賃的にコストダウンを実現できます。
読んでいただいてありがとうございます。
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2025 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント