あの幻のビートは京都へ旅立ちます。VOL3
ブレーキまわり&水まわり(フロント廻り&下まわり)の整備をほぼ終え、続いてはエンジン関係のメンテナンスへと入ります。
通常タイミングベルト関係パーツの際には、ウオーターポンプ取り外して交換となる為。
ロングライフクーラント(不凍液)も必然的にエンジン側のみを抜き替えて交換となります。
しかし、今回は水まわりパーツの総交換を実施しておりますので、総量約6リットル程入れ替えとなります。
この個体は、前回のタイミングベルト交換から約7年経過。
しかし走行距離はその間、数千㎞。
※取り外したウオーターポンプを点検して診ると、走行にも関わらず回転音が「ギィーギィー」。(>_<)
小生の診たてが正解でした。(^_^)v
※最近は総合メンテご相談にお出での大半のお客様のビートが、上記のような状態でお出でになり、
先ずは何処から整備でしょうかと訪ねられ、ではとお答えするのが、上記ウオーターポンプを含めたタイミングベルト関係です。(T_T)
ビートの場合高回転エンジンゆえ、以外にオイル漏れが多く発生する部位がココ!
クランクシャフトオイルシールの経年劣化も有りますが、実は・・・。
入庫した個体に依っては交換作業時の技術的な問題にて、
短期間にオイル漏れを発症したような事例も時折見受けられます。(>_<)
当店では、ご覧の様なオイルシール専用の特殊ツールにて作業を実施しております。
非常に繊細な部位ですので・・・。(-_-)
このタイミングにエンジン周辺の水まわりメンテも行います。
115円、125円のゴムパッキン部品の交換を怠ると、後で、とんでもない大トラブルを引き起こすことに為り兼ねません!
例えばこんな部位も・・・。(^_^;)
エンジンまわりスロットル下側のウオーターホースです。
当店としてはビートのトラブルに毎日のように遭遇し、
また新たな部位の発症に対し、更なる対応策を講じながら日々ビートの整備を行っている訳です。
旧車に全体に言える事かも知れませんが、仮にオーナーご自身が整備的技術に優れていて、随時DIYにて整備をされていたとしても、
一度に複数のビートの同じような症状を目にする事は難しく、各部位のそれから先迄を考えた整備をと考えると、
難しいところも有るような気がします。(-_-)
ビート専門店として、
上記の理由で、小生を含めスタッフ一同もご飯を食べさせて頂いているのですが・・・。(苦笑)
m(_ _)m
納車整備は更に続きます。 次はエンジンに付随する電装系です。
読んでいただいてありがとうございます。
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