当店での販売した個体に於いては納車整備時に総てメンテ渡しである事と、既にメンテ済みのお客様が殆んどの為。最近の猛暑と言えども特に問題にもしていない部位。
例年、有ったとしてもガスが足らず効きが弱いのでガス補充依頼が有る程度なのですが・・・。
しかし、今年に限って言えばこの極猛暑ゆえ、流石にエアコン系のメンテ依頼が急増しております。
※今回のご案内のメンテ方法については、既にほかの部位のパーツ交換が済んでいる事を前提とした整備内容となります。
画像右側がリビルド品に交換済みのコンプレッサーASSY本体です。オイル等の付着も見られずピカピカに光っていますね。
此方が今回交換となったエアコンコンプレッサー本体の画像でが、ご覧いただいてお分かりの様に各部からオイルの滲みが見られますね。
交換理由としては、ガスを充填しても一定期間しか冷えないという現象。
一方こちらのコンプレッサーASSYはガス漏れは有りませんが、 ACスイッチを入れると最初は冷たい風が出ているが、暫くすると冷えなくなる。更にヒーターパネル部位のランプが総て消えているという症状。
原因は画像右側部分のフィールドコイル部分に抵抗が増え、回転ロック状態にてファンリレーヒューズ7.5aが切れてしまった状態。
(注”)ヒューズ交換をせずにこのまま走行すれば必ずオーバーヒートします。
何故ならエンジン冷却の為のラジエーター電動ファンの電源もここから供給しています。更に、冷却目的のファンが回らなければ最悪はエンジン本体も壊れます。
若し、エアコンのメンテをお考えの方がお出でであればアドバイスさせて頂きます。
先ずは総て新品パーツのご使用にてのメンテをお勧めします。
またコンプレッサー等に於いては例えリビルド品で有っても、ものによっては施工内容に大きな差異が見受けられる場合も有りますので、うっかりと安物のリビルド品には手を出さない事です。
※物には総て適正価格が有る事をお忘れなく
※且て、当店に於いても7~8年前の猛暑の折、リビルド品コンプレッサーの入手が一時的に著しく困難に陥った時期が御座いました。
その際、仕入れ先に無理を言い何処のでも良いので兎に角入手したいと依頼し無事にメンテを完了。
その後に於いてもそこの銘柄のコンプレッサーを連続して5~6台分に装着。
しかし、その後、早いもので装着後1か月から1年(次の年のシーズン前)の間に4台にガス漏れを発症。※症状はそれぞれ多少違います。
それから2~3シーズンの間、R12フロンガスの無償充填を実施しガス漏れの原因究明を図っておりました。
しかし、どう考えても殆ど総てが新品パーツ又はリビルド品(新品同様)に交換済みで一体何処が原因なのか?そこで疑問の焦点はコンプレッサーではないかと思い。
仕入れ先経由にて以前の商品を含めリビルドの作業工程、交換部品等を確認してもらった結果。
何と!各々の内容の違いが判明! 簡単にご説明しますと以前のAランク仕様の内容の物が、混乱のさなか、上記一定の時期だけBランク仕様の物を使用して施工していた訳です。(>_<) ※違いは交換範囲と使用部品(純正・社外部品等)です。
これはほんの一例となりますが、コンプレッサーに限らずリビルドエンジンやミッションに於いても同様の事が言えると思われます。
※もう一度言います。物には総て適正価格が有る事をお忘れなく。
読んでいただいてありがとうございます。
510 views
2024年11月15日
445 views
2024年09月30日
357 views
2024年11月13日
309 views
2024年11月19日
乗り始めから28年の時を経てこの度総合整備でお預かりしました。その6 搭載したミッションとエンジンが思わぬトラブルを発症!
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2024 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント