福島県在住のT/T様にご成約頂いたVER-Cです。黄ビートを10数年間お乗りでしたが、ミッションからの異音やリビルドエンジン装着も、その後、水まわりトラブルによりオーバーヒートを起こして仕舞い万事休す・・・。
で、このたび乗り替え(箱替え)を決意された次第です。
この個体は平成25年に当店にて、エンジン本体オーバーホールとミッションオーバーホール&足まわりロッド類・ベアリング類を総交換済みとなっております。が、納車後から今日までの間、前ユーザー様の地元ディーラーにて整備・車検等をされておりました。
従って、当店が都度ご提案しながら改善しうる部位のメンテに対し、未整備の部位も多く残されおります。それらを考慮して、納車整備の際、純正再販部品交換を含めた大掛かりなメンテ作業を必要とされそうです。 (10年先まで現役で走れます様)
因みに納車整備に掛かる工賃・部品代金は車両代金に含まれております。<(_ _)>
取り外したフロント側ブレーキローター表面です。一見良さそうですが・・・。
ブレーキキャリパー本体のピストンがディスクパッドを押す側(裏側)の画像ですが、全面にパッドが「当って」いないのが判りますね~。正規なブレーキタッチを得るためには・・・。
当店オリジナルブレーキローター(日本製)に交換します。
更に、ブレーキマスターや前/後ブレーキキャリパーもオーバーホールにてメンテナンスします。
開けてみると案の定、前後共にブレーキピストン類には経年の痛みが見受けられます。
経年劣化は否めず、上記ピストンを擦り合わせ修正し組付けをした場合、結構な確率にて引きずり等の不具合を発症するようです。
従って当店では、目視での有無を問わず必ず「新品ブレーキピストン」装着するようにしております。※重要保安部位である事と共に過去の実績に於いて当店が出した結論です。また比較的安価なパーツでもありますので・・・。
当店での決め事。キャリパーメンテ済みの場合の耐熱塗装処理を施し装着となります。
また前後共に純正ディスクパッドも新品交換としました。
併せてブレーキホースも当店オリジナルのステンレスメッシュ製ブレーキホースと交換しました。
次ぎはエンジン関係及びエンジンに付随する電装系・燃料系のメンテへと作業は移行して参ります。
読んでいただいてありがとうございます。
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