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あれ~!回転が7000RPM付近で頭打ち(サージング)???

2012年02月09日

今回のトラブルは、アクセルを踏み込んだ際、7000RPM付近での回転頭打ち(サージング)のお話です。

要するにビートの一番おいしい回転数付近でそれ以上回転が上がらない。

なんだそりゃ!?

原因は
修理時のにメカニックのスキルが原因でのトラブル。
太さが違うインテーク側(太い)とエキゾースト側(細い)バルブスプリングの逆組みです。

整備書には色分けしてあるので組み込み時には注意と大きく書いてありますので・・・。整備書も確認せずにホンダエンジンを組もうとすること自体に問題が有ると思います

当店だけでもこれで4例目です。新車時他車においてはエンジンヘッドカバー付近に「タイミングベルトは10万キロ毎に交換」とのステッカーが張ってありそれを目安にしています。

しかしビートの場合は対策済みディスビ交換無しで、10万キロまで走行出来た車両は数少なかったと思います。

何故なら新車投入から数年が経過し走行5万キロ前後でディストリビューター本体のシャフト部分のベアリングがロックしてしまう症状が多発した結果。走行中タイベルが切れて、,バルブが曲がったり折損を発症。シリンダーヘッド修正バルブ交換を行い再度タイベルを交換して走行可能とした実例が多々あるからです。

現在はディストリビューター本体(対策品)の耐久性が向上したのでほぼ大丈夫とは思います。しかし経年もあり少走行車でも交換未対応を其のまま乗るのはチョット無理かも知れません。(@_@;)

因みに小生の黄びー36万キロの場合。前オーナーが20万キロから30万キロまでの間タイミングベルトは無交換でした。

使用状況としては、遠距離通勤でほぼ毎日120キロをコンスタントに走行していました。※ディスビは勿論!対策品に交換済で。

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左側がインテーク側(吸気)右側がアウトレット(排気側)バルブのスプリングの太さに注目!左側が細く、右側が太いですよね。

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実は、通常は吸気側(左側が太く)排気側(右側は細い)のが通常。

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吸気側のスプリングが弱いとピストンの動きに対して燃料と空気が間に合わなくなってしまいます。

例えば、ゴムひもに錘(おもり)ををつけて垂直にたらして、上下に動かします。だんだんに早く動かすして行くと錘がその場に留まりますよね。  それと同じです。

CIMG3227.JPG

インテーク側ですがバルブスプリング上部の黄色ペイントに注目!これってエキゾースト用バルブスプリングです。イン側は青色ペイントです。

CIMG3230.JPG

シリンダーヘッドが無い状態のエンジンの様子です。

タイミングベルト関係交換時はウオーターポンプ・サーモスタットの交換必ずしましょう。また最近ポンプから音又は水漏れが多発しております。

 

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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