殆どのビートは車齢28歳!!こんなに古いスポーティカーで、こんなに実働車の数が多く残っているって~のは他に類をみないのではと思われますが・・・。(^o^)
※ビートは総生産台数約3万4千台中、約3万台強が平成3年5月~平成4年末までの1年半の間に生産されましたので、車齢27~8年目の個体が殆どです。
そこでイソマサオートでは、リスタートを切る意味も有って、「イソマサフルコンプリートパッケージ」にて販売のビートの場合に於いてはエンジン&ミッションをオーバーホールを実施にて納車させて頂いております。
※尚、整備代金は総て車輌価格に含まれております。また、更に「エンジン本体」及び「ミッション本体」については「24ヶ月又は4万キロ走行」までロングラン保証となっております。
上記、東京都在住のA/K様にご成約頂いた銀ビートです。また氏にとっては2台目となる車両となります。
氏は昨年末に他所からビートを購入。その後数ヶ月の間、昼夜を訪わず時間が許す限り首都高を中心に走り回わる程にビートに大嵌まり。
末永く乗るべく目的にて当店にメンテナンスの相談にお出でになりました。
検車させて頂くと、エンジンに於いては「シリンダーヘッドガスケット抜け」を発症しており状況は末期的であり、またその他細部に於いても大幅なメンテナンスを要する状況の個体。(-_-)
暫くご検討頂いた結果買い換えを選択されました。※尚、購入頂いた個体は10数年来当店で管理させて頂いた優良車輌となります。
今回は納車整備の際、メインメンテナンスとなるエンジン製作の様子の一部をご紹介します。
※尚、下記画像はエンジン製作コラボレーション先様からご提供頂きました。
シリンダーヘッド関係のメンテナンスの様子となります。
専用のマシーンを使ってバルブとの当たり面の気密保持の為の修正作業の様子です。巷で良く聴く「シートカット」という作業となります。
上記画像は通称「腰下」と言われるシリンダーブロックのボーリング作業の様子です。
作業理由としては、経年劣化や使用状況において歪みやキズが入ってしまった各気筒シリンダー内の表面を削り治し、真円度を回復し、規定圧縮圧力を回復する事を目的としています。
また作業の際には、シリンダーブロック本体に「ダミーヘッド」を装着して加工する事によりエンジン組み付け精度が飛躍的に向上します。
更に、本年4月以降の製作エンジンにおいては更なる高性能化と耐久性向上を狙い、当店としては大幅なコスト高とはなりますが「プラトーホーニング加工」を作業内容に追加しました。
クロスハッチの頂部のみを研磨し表面をフラットにするもので、
また、エンジン本体のオーバーホールをご依頼頂いた中にはこんなこともあります。
比較的少走行の個体の場合であっても、長期間始動していない時期もあった場合においては、各金属パーツ間のオイル油幕切れが考えられ、実際、分解して調べてみると、習動部分の傷は深めの場合も多いのが実情となります・・・。(^_^;)
※因みに上記画像のカムシャフトは走行5.3万キロ。良質オイル使用にて大切に管理されていた車両に装着されていたカムシャフトの画像。
残念ながら修正も叶わず、再使用不可。 (>_<)
シリンダーボーリング作業と共にシリンダーブロック表面 の修正作業の仕上がり如何で、エンジンの調子の善し悪しは決まります。
また、ご紹介した技術と併せて各部のパーツもこの機会に一新する事により、ロングラン使用に耐え得るエンジンが出来上がります。
また、下記はエンジン製作コラボ先様の資料に書いてある小生が大好きな言葉で、
燃費効率が向上し、エンジンが軽くまわり、アクセルの反応が良くなることで、「運転が楽しく、もっと乗りたくなる」まさに小生の魂が揺さぶられる言葉です。
今から10数年前のビートにとって良き時代を思い浮かべ、また今後更に10年先迄の楽しく乗り続ける為。当店では車両1台1台にコダワリを持って対応させて頂いております。(^^)/
追伸、
何故なら当店では、小生を含めメンテナンスに携わるスタッフ全員がビート乗りだからです。(^^)v
因みに小生はビート2台+トゥデイだけですけど、店長はビート11台+バモス、整備士はビートとキャラで、キャラは新車から所有て、何んか変でしょうか? 当店 (*^-^*)
読んでいただいてありがとうございます。
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