画像の黄びーは何時も当店ご利用頂いているお客様へデモカー兼代車としてお貸ししている8台のBEATの中の1台です。
走行21万キロにて遂にオーバーヒートを発症! 原因は水漏れではありません?・・・。
相変わらずお客様のビートのメンテナンスの為に代車はフル回転中です。で、時間が無いので急遽、下廻り損傷にて走行不能の約8万キロの個体のエンジン/ミッションをそっくりスワップしました。
スワップと言っても暫く動いていないエンジンです。当然、Tベルト/WP関係は全交換します。
水まわりのメンテナンス既に総て新品に交換済です。
なのに何故オーバーヒートしたのでしょう??。詳しくお話しすると蘊蓄が長くなりますので掻い摘まんでご説明をします。
※詳細を聞きたい方はご来店くださいね!お教えします。
結論から言いますとどうやらE07系エンジン搭載の別車種にヘッドガスケット(注”)という部分のトラブルが頻発しているようです。
H関係者なら周知の事実のようです。
(注”)シリンダーヘッドとブロックの間に挟んであるパッキンの事です。ここが損傷するとオイル循環の部分と水の循環部分の仕切りが繋がってしまいます。ヘッドガスケットが抜けるとエンジンオイルの色が珈琲牛乳のような色になってしまいます。
ついでにエンジンマウント関係・足まわりのロッド系もリフレッシュしました。
お客様にお貸ししたと時に、エッツ!これ本当に21万キロ走行車なの??とビックリ!して頂きたい為です。(苦笑)
※最後に既存付いていたエンジンについてはOH等含め再使用しない予定です。
理由
どうもオーバーヒートしたこのエンジンの場合、ヘッド面研磨処理等して治しても完全に直りきらない場合も有るようです。
実は小生のTODAY(MTREC)も10年ほど前にサーキット走行中いきなりオーバーヒートしました。
水漏れは特になく?ラジエーターの詰まりか?サーモスイッチか?と悩みで考えられる部分を総て交換。
高速道路を含め一般走行においては全く問題無く走れます。しかし、サーキットへ乗り入れるとまた直ぐにオーバーヒート!・・・(泣)何にこれ~的な感じ・・・。
このブログをご覧の俳の中にも同じような事を体験しているか方がいるかも? 結構マニアックな悩みですから・・・。
勿論!歪み等の度合いも有りますから総てこの限りでは無いと思います。しかし、上記を踏まえ小生の場合はそのエンジン本体を使っての再生はしないと決めています。
結果的に、いじめてしまったエンジンは原点回帰の為に再使用せず、調子のエンジンを使ってのリファインがベストなような気がしますね・・・。
読んでいただいてありがとうございます。
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