エンジンオーバーホールを実施に際し、
ベースとなる使用済みエンジンを目視点検中に遭遇したショッキングな場面をご紹介いたします。
シリンダー壁の傷の具合等で見た場合。
一見!距離浅(走行距離が少ない)の上物のシリンダーブロックに思えたのですが・・・。
目視にて細かく調べて行くと何となく嫌な予感が漂ってまいりました。”(-“”-)”
画像中2番シリンダーライナーの上部外側に「クラック?」の様なものが見受けられます。
◎補足として
外側の材質はアルミ製となっております。
内側のスチール製のスリーブは「打ち換え交換」も可能ですが、費用も嵩み、一般的なエンジンオーバーホールでは採用しない作業となります。
更に画像を拡大してみると唖然!シリンダーライナー外側に「縦クラック」がハッキリと伺えます。(~_~)
では、どうしてこのような事態が起こってしまったのでしょうか?
シリンダーヘッドガスケットが何かの要因で抜けてしまい「オーバーヒートを発症」。
それに伴い、高回転・高出力が発生に際し、高温となったシリンダーを冷却することが叶わず、
熱によるブロック本体の「歪」と共にシリンダーライナーにも「クラック」が入ってしまったと推測できます。
大切に使用されてきたエンジンも、再使用不可の結末を迎えてしまったことは実に寂しい限りですね~。(~_~;)
皆様!そうならない為にも、部品の在庫があるうちに水まわり関連部品の総てを交換されることが肝要かと思われた出来事です。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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