表題でご案内の通り、限定800台 BEAT バージョンF の外装同色全塗装の施工の為、福島県在住のT/Y様より車両をお預かりしました。<(_ _)>
塗装作業に入る前に、外装各部の凹みやキズ、また錆・腐食のある部分の補修作業を確りと行う事が重要です。
上記囲みの部分をご覧ください。これは、「スペアータイヤフロアーパン」を止めるボディー側のステー部分です。
本来取り付けてある部位が丸井囲みの部分ですが・・・。
本来はスペアータイヤを載せている「スペアータイヤフロアーパン」ですが、経年変化と相まって、走行時の連続振動が原因にて亀裂が進み、ボディー側で剥がれてしまいました。(-_-;)
当然!穴の向こう側は室内という事で、塞がなければ雨天走行時などには雨水が入ってくるのは必定。
そんな訳で塗装作業の前に溶接作業にて処理する為、ダッシュボードやエアコン&ヒーターユニットなどの室内の補器類を取り外して、修復作業をすることとなりました。
おお、何と、室内からバルク部分から外の明かりがちらり・・・。(-_-;)
車内内側から補強用の鉄板を当て、裏張り補強処理をします。
バルク表側も鉄板を溶接にて補強してから、鈑金パテで表面を平らに修正して補強作業は終了。
次に、何故か?、VER-Fの場合は決まって右側だけにステップの錆を多く見受けます・・・。
エクボが数か所ありますのでこちらも修復処理を施工します。
錆びた部分をカットしてみると・・・。
ステップ表面一枚目の鉄板の裏側はご覧のような様子となっています。
今回の場合は、錆びてしまった部分を総て切り取り、その部位に新しい鉄板を溶接にて接合しました。
防錆処理を施して装着となります。
ボディ側についても錆びた部位の状態が酷くなかった為。表面の錆を削り取った後、防錆処理を施しました。
鈑金パテ等で安易に処理すると、その部位の下側を更に錆が走ってしまい万事休す。
再び錆が発生し、気が付いた時には取り返しのつかない状態となってしまった個体も多く見かけます・・・。( ;∀;)
ビートの外装の胆的部位でもあるトランクヒンジ部分。
この個体は室内保管にて、トランクヒンジの部分の錆腐食の度合いは差ほど悪くはなく、うわ錆を取り除いた後に防錆処理を施工しました。
各部の鈑金補修を終えて塗装前の作業は終了。
次なる作業は、新車時のオリジナル塗装であるアズテックグリーンパールZ (本田色記号BG29PZ)の塗装作業へと作業は移行して参ります。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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現車を拝見しました。
艶々で見事な仕上がりでしたね。