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案外?知られてないかも?「トランスミッションの構造とミッションオイル」のこと

2014年06月08日

毎度お馴染みのトランスミッションOHの様子となりますが、今更誰にも聞けない構造と使用するオイル件についてのご紹介です。

先ずは構造のお話

スカイラインやフェアレディZのFR駆動車の場合はトランスミッションとデファレンシャルが別々に存在します。しかし、FF車やビートやMR-SのようなMR駆動車の場合はその構造が異なります。

 

DSC02208.JPG

パーツはファイナルドリブンギヤで、良く「ファイナルが・・・」などと言われているパーツです。内側がデファレンシャル(デフ)です。

ご存じだと思いますがBEATの場合はミッションのケースの奥側にデフケースを備えています。また、ミッション内にデフが同居している為、オイルも共有しています。
従って、ミッションオイル交換とはデフオイルも一緒に交換すると言う意味になります。


ビートの場合、純正ミッションオイルMTF-3が必須!となっておりますが、応急の代用としてエンジンオイルの固さで10W-30と同等が使用可能(整備書にも記載されています。)

因みにスズキ車などは75W-90/ダイハツ75W-80が推奨です。また、数字が大きい程オイル粘度は硬くなります。



DSC02371.JPG

上記を踏まえ、町の工場とかで整備を施工した際に堅いオイルを入れられてしまい、シンクロナイザースリーブ系を痛め「ギヤ鳴り」やギヤの入りが渋い等の現象を沢山見ています。

そのような場合には、駄目もとで一度純正MTF-3に交換してみるのも良いと思います。(但しベアリングのゴゴー音は消えません)

 

ご自分のビートの状態が如何なのかを?調べてい方は、是非!当店にご来店頂き、日頃から確りケアーされているミッションのシフトフィーリングを体験されてみてください。

 

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

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