「フルコンプリートパッケージ」販売車の納車整備再開の為、先月1月27日にメインリフトに車体をセットしてから既に1か月が過ぎましたが、ここへ来てようやく車体へエンジン&トランスミッションの搭載へと漕ぎつけました。
既に長期お預かりのお客様にも大変お待たせしてしまい誠に申し訳ございません。m(__)m
状況としては管理ユーザー様を中心での継続車検を初め、一般整備のご依頼作業をこなす傍らでの作業とっております・・・。
具体的には他車の部品待ち等を含め切の良いところで再び作業を行うという感じです。
但し、作業については確実に丁寧に作業を進めさせて頂いております。
トランスミッションのオーバーホールの施工終了の後補器類の装着を済ませたエンジン本体を合体し、無事車体への搭載が叶いました。
また搭載の際には各足回りパーツについても、車体とのバランスを考慮して可能な限り純正部品を組み合わせます。
手前上側から「コントロールアームCOMP」という部品で、リヤ側のトー調整を行う役目を担っています。※左右共に同じ部品を使います。
続いて下側が「リヤ―ロアアームCOMP,R」となります。
その下側のアームで前側に伸びているのが「リヤラジアスアームCOMP, L」となります。「リヤラジアスアームCOMP」については左右共に既に製廃部品と成ってしまいましたので入手不可。
しかし、アーム前側先端に圧入取付けする「リヤラジアスロッドブッシュ」については純正部品の入手が可能な為、洩れなく交換します。
この近辺の部品については一部が重要保安部品と成っており、社外品の場合は車検の際に部位に依っては「保安基準適合の為の書類」などが必要となる場合もあります。
しかし只々小生が懸念しているのは、特殊な使用を目的とする個体にマッチングが良いとされる部品を、一般走行を目的とする車に装着する事で起こり得るリスクです。
社外部品を装着直後は部分的に剛性感の向上を感じ取れるのは良いのですが・・・。
殆どのビートオーナー様はその部品を装着した個体のみを所有の場合も多いと思われ、本来の状態が判りませんね。
その様な疑問解消の為。イソマサオートでは出来るだけオリジナルに近く「レストア」を行った試乗車をご用意して本来の状態を確認して頂けるようにしています。
大切な「ビート」本来の素晴らしいバランスを失ってしまう可能性がと考えると心が痛みます。「原点回帰」を旗印に掲げ、新車時の状態に出来る限り復調させる事にイソマサオートは重きを置いて参ります。
と、熱い思いの演説は其のくらいにして、エンジンは車体へ搭載が叶いました。
そして暫くしてエンジンに火が入りました。(^_^)v
残すは室内作業。スロットルワイヤーの交換などを含め、再生作業をの済んだメーター関連の取り付けを行い、左右シートの交換等を行い、3月初旬に車検取得となります。
車検取得の後に試運転を行い問題点の改善を済ませ、H/I様にとっては2台目となるビート エバーグレイドグリーン色の110型バージョンZは納車の運びとなります。
次回は作業の様子最終回のご案内を予定しています。
ご覧いただきありがとうございます。
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