フロントウインドシールドガラスの劣化とその対策について

今回はお車の大切な部分、フロントウインドシールドガラスについてお話しとなります。

このガラスの周辺に見られる「ギザギザ」や変色、それはズバリ、フロントウインドシールドガラスが劣化している証拠です。

フロントウインドシールドガラス、「合わせガラス」は、中に特殊な防音中間膜を挟んで作られています。これは衝突時の安全性や飛来物の防御に貢献しており、多くの車種で使用されています。ところが、最近ではその劣化の兆しがビートにも見られるようになりました。

特に囲みで示した部分にその劣化が目立つようです。

フロントガラスの外周には「フロントウインドシールドモールディング」と呼ばれる部品が取り付けられています。これはフロントルーフレール（ピラー）との接着剤での取り付けで、ダムやラバーも使用されています。

一番の問題は、この「シールドモールディング」の経年劣化です。写真をよく見てみると、この部分が縮んでしまっていることがわかります。そして、これが原因でボディとガラスの間に雨水や水分が侵入し、ガラスの劣化やボディー側へ錆や腐食を発生する要因となっています。最悪は室内に雨水の侵入もあり得ます。

※「シールドモールディング」はフロントウインドシールドガラスに挟み込んで装着してありますので、ウインドシールドガラスを車体から取り外さすには交換は不可能。

当店ではフロントルーフレール（ピラー）部分の錆や腐食の予防策を講じる際や、全塗装のタイミングでフロントウインドシールドガラス交換と共に取替えをご提案しております。

またその際、当店では積極的に「UVクールベールフロントシールド」の装着をお勧めしています。

この「UVクールベールフロントシールド」は、酷暑時においてエアコンの効きを向上させるメリットもあります。

皆さんの愛車も長く快適にお使いいただくために、このような対策をおすすめしています。ご質問やご相談があればいつでもお気軽にどうぞ。