旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
立派な旧車となったビートのエアコンの件です。
タイトルの通り、エアコンは今確りと治すことが寛容。今やって置かないと近い将来に手遅れとなります。
だって!新車発売から既に33年が経過したビートだけ、そんなにいつ迄も部品が残っている訳け無いでしょ!再販部品も追加作成のアナウンスも無い昨今。
駄目な部位の依っては修理不可能になっちゃいますョ⁉️ ※使い古しのアルミ部品などでは到底役には立ちません。
上記は新車時から御夫婦で大切にお乗りのビートとなります。
数年前からエアコンが効かなくなり、整備スキルのあるオーナー様の手に依って夏のシーズン前に「ガスチャージ」を施工。酷暑時期の通勤の際の暑さだけを何とか凌いでいましたが、今年入って遂に「万事休す」・・・。
ご相談を頂き、純正部品の在庫のひっ迫状況をお伝えしながら見積を作成させて頂きました。検討の結果。この度、エアコン総合整備施工を承った次第です
兎に角、大切なのは付け焼刃的に部分整備を行うのことでは無く、現行入手が叶う部品をこのタイミングで確りと交換する事です。
因みに上記は室内の助手席側に装着されている「エバポレーターCOMP」、「エキスパンションバルブASSY」、「リキッドパイプ」、「エアーコンデショナー、サーモスタッド」、「エキスパンション、インシュレーター」「3/8,1/2Oリング」などとなりますが、一切再使用はせず総て新品交換とします。
上記はヒーターブロアーモーターの部分に装着されている「モーターASSY」となりますが、こちらは再販が叶った貴重な部品の一つとなります。
続いてフロント側ボンネット内部に装着されている「レシーバー、パイプCOMP」を交換します。また目視等に於いて漏れが確認される場合は「フロントディスチャージホース」(イソマサ対策部品)や「フロントサクションパイプCOMP」(イソマサ対策部品)も追加交換となります。
「レシーバーCOMP」や「パイプコンデンサー」と共に「コンデンサーCOMP」(イソマサ対策部品)も交換。
「コンデンサーCOMP」裏側に装着されている「クーリングファン、モーターCOMP」と「クーリングファン、COMP」(何方もイソマサ対策部品)
※ご注意ください!確り検証せずに他車流用などを無下に行うと、装着後、暫く経ってから思わぬトラブルを引き起こし兼ねません。(@_@)
そして、リビルド化を図った「コンプレッサーCOMP」(R12⇒R134レトロフィット済)も同時交換としました。こちらを装着の際にはフロント側と同様に「エンジンサクションホースCOMP」や「エンジンディスチャージホースCOMP」、「Oリング3/8,8mm,5/8mm,」などを交換します。
※ご注意ください。リビルド化が叶った「コンプレッサーCOMP」であっても製作メーカーに依って施工方法が異なります。信頼性の高いリビルド品を使わないと、冷え方に大きな差が出る場合があります。(経験上)
またビート専門店として、上記と共に特別な作業方法等を用いて施工を行い、猛暑にも負けず、凄~く良く冷えるようにエアコンは回帰しました。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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