旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
上記の車両は、当店が総ての整備施工を賜る優良整備車でして、前オーナー様に依ってエンジン本体やトランスミッション本体のオーバーホールなども施工済となっています。
外装については今から約7年程前に同色全塗装の施工を行った後、当店の管理ユーザー様の2台体制の追加の1台として購入頂き、初号車と共に車庫保管されていましたが・・今年になって諸事情で減車を決断され、再び当店に入荷いたしました。
そしてこの度、愛知県在住のS/S様にご成約頂きました。<(_ _)>
優良整備車ではありますが、各部の施工から一定の期間が経過している部分もありますので、これからもトラブルなど無く末永くお乗り頂けるようにとの思いから、このタイミングで「車両全体の再構築」をはかる事と致しました。
先ずはエンジン回りからご紹介となります。
光っているのでお判り頂けると思いますが、この7年の間に「先回り予防整備」として交換が叶った各パーツが多数ございます。
内容的には既に製廃品の「スロットルワイヤー」、「プレッシャーレギュレーター」や「フュエルフィードホースCOMP」などと共に、「EACVバルブASSY」、「ディストリビューターASSY」、リビルド品の「A.C.ジェネレーターASSY」も交換済となっています。
更には製廃品「イグナイターユニット」も交換されています。
電装系の部品である「イグニッション、コイルASSY」や「コンデンサーCOMP」も交換済。
そしてタイミングベルト関連については、7年前の交換時181000kmからすると、少々時期的には早目となりますが、これから10年先迄を考え「ウォーターポンプ」を初めとする関連部品を一式交換としました。その際には勿論!クランクシャフトとカムシャフト共に「オイルシール」の交換も行いました。
作業は後編へ
※ビートを購入する際の専門店からのアドバイスとなりますが、
旧車は走行距離では無く、経年の中で如何に確りと消耗部品等を交換しながら大切に乘られて来たのかが「重要なポイント」となります。
最後に一言。
生誕30年を経過した旧車ですので、出来れば「純正再販部品」を率先して購入し、予防も兼ねた「先回り整備」を実施しながら維持して行くのがビートが唯一存続出来る道だと思っております。
ご覧いただきありがとうございます。
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