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イソマサ「フルコンプリートパッケージ販売」車両の納車整備の様子、外装仕上の準備(特例編)

2024年08月20日

旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。

当店がビートレストア専門店を営む理由。先ずは自身がビートを末永く楽しむため、その為には「確りと治す側の人間がいないと」淘汰されて仕舞うから・・・なので「常にぶれない思い」をお伝えしたく、日々ブログを更新しています。

 

上記の言葉などは綺麗ごとに聞こえるかもしれませんが、小生を含めたスタッフ全員が現役のビート乗りである当店。ビートに関する皆様の困りごとは私達にとっても同様の悩みと感じているのです。

 

今回ご紹介する下記のビートは、山梨県在住で当店の常連のお客様R/T様に「フルコンプリートパッケージ」にてご成約頂きました。

仕様的には内・外装を含めエンジン本体、トランスミッション本体、足まわり、エアコン等の再構築化です。

 

この度のご紹介は、外装仕上の際の準備作業の様子のご紹介となります。

 

実はR/T様から、現在お乗りになっているビートの車検のご相談と併せて、エンジン本体のリフレッシュ及び、外装各部の錆・腐食の改善のご相談を頂きました。

 

しかし、既存お乗りの車両は融雪剤等の影響で、外装各部に錆・腐食を発症して仕舞っている状態でしてそれも結構酷く・・・ご相談の結果。

今後も末長くビートを維持出来るとの判断から、箱替えを選択することになりました。

施行に際して内容的には、既存車両で過去に改善がはかられた部位については再使用とし、その他の部位はリフレッシュを行うと言う内容です。

 

因みに上記車両は、当店の管理ユーザー様が長らくご所有だった「錆・腐食・曲がり」の無い優良な個体をチョイス!して全塗装作業を行います。

 

そして

 

エ~ッ!!全塗装作業の準備は判るけど・・・一体何んでここ迄内装部品を取り外す必要があるの?

実は今迄お乗りだった個体の色は「ブレードシルバーメタリック(NH95M)」でして、ご覧頂いてる個体のお色は800台限定「アズテックグリーンパールZ(BG29PZ)で、因みに色の比率総体の2.4%と言う希少色となります。

 

が、しかしオーナー様の「たっての希望」もあり、この個体については「ブレードシルバーメタリック(NH95M)」へ色替え全塗装を施工することなった事も、この状態にした理由の一つでもあります※ここ迄分解していますので室内についても塗装を施工します。

 

※上記画像は過去に行った同様の施工例となります。

更にもう一つの理由は、スペアータイヤフロアーパンを取り付ける「ボディー側のステーの溶接部位の剥がれ」改善補修も併せて行う為です。

 

インストルメントロア―パネルを取り外し、更にはヒーターユニット等も取り外して溶接スペースを確保しなければなりません。

 

※上記画像は過去に行った同様の施工例となります。

溶接面が剥がれしまったバルク裏側に「当て板」を溶接にて取り付け、再生及び補強を加えます。

 

※上記画像は過去に行った同様の施工例となります。

その後に再度ステーを溶接して取り付ける再生作業も行います。

通常の全塗装と併せて上記も行う為、コラボ先様に出来るだけ作業ストレスを掛けない様にとの思いから、自社で各部品の取り外しを事前に行いました。

これで少しでも外装仕上げ時間短縮が叶うと良いのですが・・・只、旧車の仕上げの際には目には見えない部位の補修に思わぬ時間を費やすとことも多々ある為、実際にはなかなか時短が実現できないのが現状なのですが・・・

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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