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ビートの「純正フューエルポンプセット」ですが、当店では対策処理を施した後に取付をしています。

2025年08月27日

旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。

 

ビートの「純正フューエルポンプセット」ですが、当店では取付前に対策処理を行っています。

えっ!だって純正部品なので本来製品精度は高い筈なのに・・・と思われるのは至極当然だと思います。

 

ではその作業を追加施行する理由は一体何故?なのでしょう。

旧車ビートが発売されて1991年当時と現在では、環境に関する基準も大幅に変わっています。その様な理由もあり、人体や環境に影響を与える様な素材を使えなくなったのも一つの要因かと思われます・・・

 

そんな最中管理ユーザー様からエンジンが掛からないとのご連絡があり、個体をお預りして点検することに

 

エンジンが掛から原因を調べて診ると、どうも燃料関連に起因するトラブルのようです。

それではと、早速、以前同時期に新品交換したフューエルタンクCOMPから「フューエルポンプセット」と「フューエルメーターユニット」を引き抜いてみました。 (@_@;)

 

因みに上記は新品装着後約8ヶ月、走行距離数は約500km程から取り外した代物です。特筆すべくはこのオーナー様、普段から余りお乗りにならない感じです。そのような要因もあって推測ですがフューエルタンク内にガソリンが滞留して、結果タンク内部をはじめ、「フューエルポンプ」や「フューエルメーターユニット」などへのサビ錆腐食を誘発するのかも知れません。

 

だからと言ってコレは無いですよね! (-_-;)

 


実は過去にもこの現車に限らず同様の症状を複数確認している当店。それではという事で最近は取付前の新品の状態で錆腐食対策の為のコーティング作業を施工しています。

 

コーティング処理はフューエルタンクCOMP内に入る総ての部位にも

 

「フューエルメーターユニット」もポンプ同様にコーティング処理を行います。

 

その様訳で昨今は、幾ら「純正部品」だからと言ってもそのままで取りつけて仕舞うと早期に使用限界を迎える部品も大変多くなったことをご理解ください。

最後になりますがビートを長~くトラブル無く乘りたいとのご希望であるなら、定期的交換部品はある程度事前に確保して置くことが賢明かとも思われます。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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