A/Y様ご自慢の黄ビートです。
この度は法定24か月点検整備にてお預りしました。<(_ _)>
一昨年の出来事ですが、半年に一度のオイル交換の際にシリンダーヘッドガスケット抜け発症を確認しておりました。(~_~;)
A/Y様とご相談の結果。
取りあえず無理な運転を避け、時折冷却水の量などの様子を見ながら、近い将来に於いて対策を講じたいとのお話を頂いておりました。(;^ω^)
尚、シリンダーヘッドガスケットが抜けているから、いきなりエンジンが停止する様な事も少なく。
勿論!走り方にも依りますが、発症後1万キロ位は乗れて仕舞うのがビートです。
但し、乗り切って仕舞うと、オーバーホールを施工の際にエンジンはほゞ再使用不可となります。”(-“”-)”
そして今回の車検のタイミングで、シリンダーヘッドのリフレッシュを含めた腰上オーバーホールを実施する事となりました。
取り外されたシリンダーヘッドとなります。
29年間で10.6万Kを走破したエンジンは既にガスケット抜けを発症していた為、正直それなりの痛みは否めません。
取り外されたシリンダーヘッドは洗浄の後、バルブオイルシール他のパーツを交換します。
シリンダーヘッド面の歪等を測定確認の後、再使用可能な状態であることを確認し面修正を行います。
ウオータージャケット部分にガスケット抜け対策を施し、新しいヘッドガスケットを装着。
リフレッシュを終えたシリンダーヘッドをシリンダーブロックと合体します。
また、作業はエンジンの腰下部分が車体に装着された状態で行う為、体力と併せとても気を遣う作業となります。(*´ω`*)
無事にエンジンが組み上がりました。(^^)/
上記メンテナンスを施工する際には、本来の調子を最大限に引き出す為。
スパークプラグ、ハイテンションコード、ディストリビューターASSY、イグニッションコイル、マップセンサー、イグナイター等の電装系の交換が必須となります。
更に燃料系統も・・・。
取り付けられていたインジェクターは単に燃料噴射のバラツキだけでなく、コイル部分の電気的トラブルも考えられます。
結果として燃料を均一にシリンダー内に送り込めず、デトネーション(異状燃焼)を誘発する場合もあります。
従って上記施工の際には、インジェクターASSY、プレッシャーレギュレーター、EACV等の燃料系パーツの交換も必須となります。(^_^)v
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この度はタイトなスケジュールでの整備調整ありがとうございました。
毎年、手を入れるたびに調子が良くなっている気がします。今までも調子は良かったと思うのですが、今回の整備では「新車の時はこんなフィーリングだったのかもしれない」と感じるほどブラッシュアップされました。