2017年後半から新品初期不良を訴えていた「ディストリビューターASSY」 (~_~;)
※各画像は以前ご紹介記事でも使用されたものを流用使用しております。
主な症状としてはエンジンの「吹上がりが悪くなる」ことと、「異音(回転音)」そして「本体からエンジンオイルが溢れ出す」という症状です。
ここに溜まったエンジンオイルが外へ漏れ出します。
外へ漏れ出した画像ですが、この状況ですと高回転域での吹け上がりが悪くなります。
また、丸い囲みの部位を伝わり各部へとオイル漏れが広がります。
例えばそのままオイル漏れを放置し、オイルがタイヤ等に付着すれば突然のスリップ事故などを誘発する可能性もあり得ます。”(-“”-)”
以前この案件については何度かアナウンスさせて頂きましたが、特に2019年1月から12月の間には44個交換して12個の不良となり同じ個体で何個も交換せざる負えない状況も起りました。(@_@;)
その後、ホンダパーツ関東様を経由して製造メーカーに再三再四の改善をお願いしていましたが・・・。その後も一向に改善が診られず事は暗礁に乗り上げておりましたが・・・。
2020年後半辺りから改善を図られたかと思われる様な手応えを感じられるようになりました。しかしその時には未だ半信半疑の状況でして・・・。
またその間に於いてはオイル交換等でご入庫の際に以前交換したディストリビューターASSYの症状を確認し、症状を発症している場合にはクレーム処理で新品交換作業を幾度となく繰り返しておりましたが・・・。
どうやら遂に改善が叶ったようです。(*^。^*)
その様な確信するに至った理由は、2021年の1年間で新品ディストリビューターASSYを38個交換し、現在ま迄に1個の不良も生じておりません。(;^ω^)
只し、2017年後半から2020年にかけて装着の物の中で3個程不良品があり交換対応させて頂いたものも総数に含まれます。
※しかし得てしてお客様自身は症状の悪化には気付かず、オイルメンテナンスなどで当店にお越しの際に当方で発症を確認と言った感じです。(;^ω^)
他車種との互換性の確認や部品の新規開発等に於いても同様で、試作品が出来上がった時点で小生を含めてのスタッフの全員のビートに装着して一定期間実走行テストを行った後にお客様のビートに供給するよう努めております。
ビート専門店であるイソマサオートが、旧車ビートと、それに準ずるような手間の掛かる車種を複数手掛けないのは上記理由からです。
現行車に於いてはディストリビューターは廃止され、ダイレクトイグニッションコイル点火方式が主流となりますが、しかし永久使用が叶う訳では無く劣化します。
「ダイレクトイグニッションコイル」の場合でも「走行距離で約7万キロ前後」又は「使用年数で6~7年」が交換の目安となります。
信頼性が回復したことに依り現況新品で入手可能な「ディストリビューターASSY」交換を実施してゆくのが重要だと考えます。(^O^)/
最後に一言
継続販売、並びに、再販された純正部品を優先的に採用してゆくことが、部品の安定供給へつながることもビートオーナー様にはお知りおき頂きたく思います。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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