ミッションをオーバーホールする理由とは
①メインシャフトを受け止めているケース側のベアリングからの異音。
※アイドリング時にシャ~音、クラッチを切っても音は消えません。
酷いのになると加速時にうう~んとうなり音が・・・。
②シフトチェンジ時のギア鳴りで、特に2,3,4速シフトアップ時又はシフトダウン時に発生。1速に入りずらい場合もあります。
③3000回転~4000回転付近4速~5速走行時でのジャラジャラ音。※クラッチディスクのダンパースプリングの音ではありません。
上記がビートのトランスミッションをオーバーホールする殆んどの理由です。
J/K様の赤びーのミッションのメンテナンスの様子をご紹介します。
この度、エンジンオーバーホールでもお預かりしていますが、NEWエンジンを製作はエンジン製作コラボ先にて行い。
ミッションオーバーホールについては自社にて実施しています。
今回リフレッシュを施工するのは走行18,7万キロのミッションです。
シフトフォークシャフトとフォークです。基本的には総て新品に交換します。
上側がメインシャフトで下側がカウンターシャフトです。
前出のミッションケース内のベアリングのの不具合はメインシャフト側で発生します。
ギヤとギヤを接続する大切な役割のシンクロナイザースリーブSETのキズ・破損等を念入りにチェックします。
勿論!新品に交換しますがこちらの方がギヤの歯面より柔らかいので何か損傷があったどうかを調べます。
現在廃盤になってしまった5速のシンクロSETです。
ベアリング関係も総て新品に交換。
何度もご紹介しておりますが・・・。「25年前は高速道路上においての軽自動車の最高時速は80キロ制限」それを基準に設計されていると思われますので?少しだけ現代風にアレンジします。
いわゆる5速ハイギヤード化と言うやつです。飽くまで個体差がありますが、5速、5千回転メーター読み約100キロで2~300回転程下がります。※他車種5速ギヤ流用。(注”)ガクンと500回転くらい下がるギアは廃盤のため現在新品では手に入りません。
今回同様ミッションメンテナンスはエンジンメンテナンスと共に行うのがタイミング的にベストだと小生は思います。
エンジンメンテの際、ミッション本体も一緒に降ろす関係で工賃が大幅に圧縮されます。
読んでいただいてありがとうございます。
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