旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
2025年 元旦
新年明けましておめでとうございます。
旧に倍して本年もご厚情賜りますようお願い申し上げます。
このところ新規来店のお客様に対して不躾ながら投げかける言葉は、小生が何故?ビート屋を営んでいると思いますか?という質問です。
すると、ビート好きだからでしょ! 勿論!ハイとお答えしますが、それに付け加えて「異常に好き」だとも・・・
只、幾ら好きでも故障すれば乗れなくなります・・・そこで大切なのは、誰かが治す側に回らなければとの思いから「ビートレストア専門店」を営んでいると付け加えます。
当店の工場長と言えば新車からキャラを所有で通勤ビートとの2刀流。もう一人の整備士は元々当店のお客様。店長は言わずと知れたビート12台持ちで、所有ビートの総走行距離は何と200万キロ越え。
そんな訳で小生は「異常に好き」と言う言葉を敢えて使います。(#^^#)
また昨今は過去に起こったトラブルのみならず、日頃からビートに乗っていないと、判り得ない瑕疵も多く見受けられるようになりました。(@_@)
そこでスタッフ全員が現役のビート乗りである当店の特徴として
ビートへの熱い思いと共に都度的確に仲間の皆さんへアドバイスをお伝えし続ければ、ビート乗りの皆様も「先回り予防整備」を施しながら乗って行く意味を見い出して頂けるのではと考えます。
旧車を維持するうえで技術面や部品供給に限らず大切な約束ごとは、ズバリ「大人はケチらずに無駄な金は掛けない」こと
※上記は原点回帰に向けて今年開発した「ピストン」となります。
当店では、お預かり車の整備の際には既に製廃となった部品の代替えとしては、コストが出来るだけ少なくて済むように出来る限り他車種流用組合せを研究して頑張っていますが・・・
※上記はリビルド化が叶った「フュエルフィードホースCOMP」と「フューエルジョイントホースCOMP」となります。
しかしそれも叶わず、如何しても必要とあらば止む得ず「ワンオフ製作」を行います。しかし単価は物に依っては3倍~25倍ととても高価。
※上記は多車種の部品に小加工を加え流用いる「ウォーターホース」類です。
なので、幾ら製廃となった部品が必要だからと言って、都度パーツの製作に着手したりは当店では敢えて行わず。兎に角、「工夫に工夫」を凝らしながら出来る限り対応しています。※勿論!実際に各スタッフの愛車に装着し、安全が確保されてからの採用となります。
優先順位をも考慮せず無造作に部品を作れば、其れを必要とすると、一定の数を満たした後にはの需要は激減にて「不良在庫」となるのは必定。最終的には部品がダブつくのは旧車界の常識。
何度も申しますが製作を検討にあたり、優先順位を確りと見据え現状を踏まえ、確りと工夫を重ねながら対応して行くのが肝要だと考えます。
そして、純正部品の残存率は約50パーセント前後となった今。更には「ホンダ」と「日産」の合併が話も重なり。となると、メーカー側から見て無駄と思われる部分は即座に生産終了となることも十分考えられます。
それと共に近い将来に待っているのは「お金を出しても部品入手が叶わなくなり」淘汰となります。その様にならぬよう今年こそは腹をくくって、当店に整備のご相談を頂ければ幸いです。
本年も何卒宜しくお願い致します。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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