旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
前回に続きご成約頂いた平成25年式バモスホビオPRO5MT走行11.5万㎞の納車整備の様子となります。
今回はエンジン関連のリフレッシュを兼ねた先回り予防整備を行いますが、この個体は数年前に約10万㎞走行時に他店で「タイミングベルト関連一式交換」した履歴があります。エンジンの調子も特に悪そうには感じません。

しかしエンジンを始動して数分後に、室内コンソールセンター部分から「ポコポコ音」が微かに聞こえてきます。
この現象は恐らく施工した際にエンジン内部からラジエター間の「エア抜き処理」が不十分で有ったと思われます。当店の判断として再度タイミングベルト関連一式交換と予防整備との一環としてシリンダーヘッドASSYを取り外し、シリンダーブロック上面の歪の点検及び修正作業も追加で行いました。
状態としては幸い大事には至っておりませんでした。(;^ω^)

折角ここまで取り外しましたので、シリンダーヘッド関連についても消耗部品の交換を行いました。

上記画像は当店が必須交換と決めている「ウォーターパイプCOMP.B,」です。
※経年劣化で必ず腐りますので強いてはパイプから水漏れを発症し、エンジンに多大なダメージを与えること必定なので・・・

このような形で各部のリフレッシュが叶ったバモスホビオPRO。この後に新規車検を取得し最終試運転を経て問題が無ければお客様の手元へご納車となります。の筈が・・・ (~_~;)
作業は更に続きます。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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