旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
ご成約頂いた平成25年式バモスホビオPRO5MT走行11.5万㎞の納車整備の様子となります。
前回までの各部整備の後、中古新規車検を受け早々にロードテストを開始。しかし走り出して早々に3~4速へシフトチェンジの際「ガリ音」を発症!”(-“”-)”

嗚呼!何んだろう・・・で、現場に整備の際の状況確認するとミッションフルードが相当汚れていた様子だとのこと・・・
とい言う訳でトランスミッションを分解点検することに。当初の予定では「ガリ音」が出ている「3~4速のシンクロナイザースリーブセット」と「各ベアリング」、「オイルシール」あたり最小部品交換の予定でしたが。

各ギヤシフトフォークを目視点検してみると丸い囲みの部分、各シンクロナイザースリーブセットと接続する部分の擦り減り具合が酷く・・・

画像を拡大するとこんな具合です。(~_~;)

今後も末永くお乗りになることを考慮した結果。傷んでいない各ギヤーを省く交換可能な総ての部品を新品交換対応することになりました。

上記画像は他車の部品も含まれますが、今回のオーバーホールで交換した消耗部品です。

くみ上げ終了の後には未だ使用可能な状態のクラッチ関連部品においても、折角なのでこのタイミングで総て新品交換としました。
その後は車体へ無事搭載、初期慣らしを兼ねた試運転を再開!約50㎞程を走行して問題無き事を確認し、首を長~くしてお待ち頂いているユーザー様に完成の諭旨をご連絡。数日の後無事にご納車させて頂きました。
ビートの場合は至って普通の流れなのですが、新車から10年落ちのバモスの割には正直、手こずりました。(;^ω^)
ご覧いただき、ありがとうございます。
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