引き続き埼玉県在住のK/S様にご成約頂いたVER-Zの納車整備の様子です。
後編はエンジン搭載の様子の続きからスタートします。(^^)/
合体したエンジン本体&ミッションを車体に搭載しました。
世間では良く社外品のO2センサーを装着した例が多くありますが、同じ個体だけを集中的にメンテナンスしている当店としては純正部品交換にて対応しております。
何故なら過去において社外品が原因にてエンジン不調を招いた事例が意外と多い為だからです。
実例的にの多いケースとしては、特にエンジン不調等も発症していないにもかかわらず、予防を目的にO2センサーを交換。
その後、実際にエンジン不調にて入庫し、点検の結果、社外汎用O2センサーに問題が有った事例が何件もありますので・・・(-_-)
リヤ側のアーム類をリフレッシュします。リヤ左右コントロールアーム(トーイン調整をするアーム)と左右ロアアームASSYを新品に交換。
ラジアスアームについてはASSYは既に廃盤にて取り外し後、プレスにてブッシュのみ圧入交換しています。
フロント側はスタビライザーブッシュ及びフロントロアアーム部のブッシュAをプレスにて脱着交換。
冬場にギャップを超える際に「ギクッ」という嫌な音を発するブッシュBについても特殊グリスを塗布にて交換としました。
タイロッドエンドについてもブッシュのみの交換ではなく、ASSY交換としました。
また、停車中のエンジンアイドリング状態にて、ステアリングに伝わってくる振動を軽減させる為の対策を講じます。
ステアリングラックASSYを車体から取り外し,再販された「ブッシュ」を交換します。
上記のように車体とラック本体をブラケットを介して接続する部位。
ゴムブッシュが経年劣化にて痩せてしまうと、ブラケットとボディー間に隙間が出来てしまい、結果、アイドリング中にエンジン振動がステアリングへ伝わって来てしまいます。
また、上記メンテナンスの際には、こちらの4カ所のブッシュについても交換必修となります。
ステアリングラック系のトラブルは旧車の場合日常茶飯事発生する部位と思われます。
現車については元々のオーナー様が確りとメンテナンスを施工されていたお陰で、細かい部位については既に改善が済んでいる状況です。
これにて、大方の部位についてのメンテナンスは取りあえず終了。
足まわり測定調整を済ませいよいよエンジン&ミッション他の初期慣らしを兼ねた試運転の開始となります。
K/S様、納車の目処が経ちましたらご連絡を差し上げますので今暫くお待ち願います。m(_ _)m
読んでいただいてありがとうございます。
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