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トランスミッションのオーバーホールの様子。各パーツへのWPC処理と共にLSDを装着しました。

2020年12月09日

栃木県の在住のT/K様に「フルコンプリートパッケージ」にてご成約頂いた銀ビートとなります。

 

 

当店における「フルコンプリートパッケージ」販売の場合、予防整備としてエンジン本体と共にトランスミッション本体のオーバーホール作業を全て実施して納車させて頂いております。

 

 

そしてこの度のトランスミッションのオーバーホールにあたっては、オプションにてミッション内部の各パーツにWPC(二硫化モリブデンショット)処理加工と共に、

 

 

クスコ製1.5Way-Type- RS/LSD(リミテッドスリップデフ)装着も受け賜わりました。<(_ _)>

 

 

上記はWPC加工処理を施したリングギヤ(ファイナルギア)等の各ミッション内構成パーツとなります。

 

 

各パーツの組込み作業にあたっては、実際にシフト操作をした際の状況を仮定しての作動確認をしながらの作業となります。

 

 

画像左側がメインシャフト側で右側がカウンターシャフトとなります。

 

また上記はミッションケースに組込む前の画像ですが、WPC処理と言っても全てパーツに処理をすれば良いという訳でもありません。

 

実際には適所に処理を施す事によって「異次元のシフトフィーリング」を手に入れる事が出来ます。(^_^)v

 

従って自身の車両での実走テストや、その後の経年走行を経て、更に良いシフトフィールを得るべく考え、工夫を重ねながら、今日の施工内容へと辿り着いた次第です。

 

 

また、ミッションオーバーホールを年間数十台行う当店の実績も自信の一つとなっており、既に製廃となってしまった「5速シンクロセット」等に於いても自主製作を持って対応させて頂いております。

 

 

LSDを装着車に給油するミッションオイルは「BGシンクロシフト」を使用しております。

※また補足となりますが、通常デファレンシャルのビートの場合は、ホンダ純正「MTF-3」を必ず使用する事をお勧め致します。<(_ _)>

 

小生を始め当店のスタッフ一同が趣味の一環で時折行っている愛車ビートでのサーキット走行。その際に得る収穫も多々あり、メンテナンスの際に大いに役立てております。

 

 

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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