兵庫県在住のT/F様にご成約頂いた黄ビート。最終章　ロードテストにて判明した詳細部位の改善作業の様子。

兵庫県在住のT/F様にご成約頂いた黄ビートの納車整備の最終章となります。

月曜日に車検を取得し、その後登録の為書類を兵庫県のに送っておりましたが、予定通り定休日明けに神戸ナンバーと車検証が届き、早々にナンバーを車体へ取付ました。

 

いよいよNEWエンジン＆NEWミッション、NEWモデユーロサスペンション・・・etc。と、新品パーツ満載のT/F様の黄ビートの初期慣らしを兼ねたロードテストがスタートとなります。

※遠方納車の場合は初回500km点検にご来店が難しい為、1セット約50kmロードテスト×7セット=350km程実施後にエンジン＆ミッションオイル等を交換し、更に細部の修正等を行った後に納車の運びとなります。

 

さて、実際の普段使いのようなシチュエーションを設定して行うイソマサオート流のテストドライブ開始です。

一般的な中古車であれば整備後に車検を受験し、ナンバーが車体に着けば即納車の運びとなり、有難うございました！では楽しいカーライフをとなりますが・・・。

 

立派な旧車の仲間入りとなったビートの各部にほゞ完璧を求めるとなると、それはとても容易なことでは無く、小生としても良い意味でのプレッシャーとの戦いとなります。

でも、ご心配なく！大変は小生にとってご馳走のようなもの・・・。　(;^ω^)

新ナンバーが届いたのが定休日が明けての木曜日の昼時でした。そして本来は3～4日間掛けて行う1セット50km×7セット=350km　をナンバーが届いた直後から即座に開始し、2日間で約350kmを走破しました。(*^^)v

 

2日間の強硬走破をしたのは週末の予報が雨模様というのが理由。試運転の際に単に車体の下回りが汚れることを嫌った為なのです。(;^ω^) かくして各部位の初期慣らしを兼ねたロードテストは雨に遭遇すること無く行うことが出来ました。

テスト走行中の出来事を幾つかご紹介いたします。

T/F様は兵庫県から引取りにお越しになるので、高速でのハンドル振れの有無等も確かめるため高速道路へ、そして既存ETCへカードを挿入！すると挿入直後にエラーメッセージがあり、結果カードが正常に挿入できず、機器不良と断定。

 

対処として新品のETC車載器と交換しました。

 

また夜間運転にて気が付いたスピードメーター内の一部バルブ切れがあり、バルブ交換にて改善しました。

更に走行中少しずつ排気音が大きくなったような感じ？で、帰社後のリフトアップ検車の結果。純正マフラーの溶接部分から若干の排気漏れを確認。既存マフラーの修理再使用はせず、在庫の純正マフラーを装着にて排気漏れは解消しました。！！

 

気になった点を改善し、再びロードテストへと向かい、更に1セット50ｋｍを走り切り。

 

再び念入りに最終確認点検を行いました。またその際には確認漏れのない様、同部分の締付け点検・オイル漏れ・水漏れ等の一連の流れを、複数のスタッフで行うように努めています。<(_ _)>

 

エンジンオイルについてはMOTUL H-TEC PRIME 5W40と共にフリクション製ハイパーループ165を添加。※勿論！オイル交換毎時の純正フィルター交換も必須となります。

トランスミッションについてはホンダ純正MT-F3フルードを給油しました。

既に約400ｋｍの初期慣らしが済んだ個体であっても、今後更に約1500ｋｍ位は6000回転前後の回転域をキープしての走行を当店ではお勧めしております。

その先にはまた一段と楽しい事が待つていますので暫くの間は我慢しましょう。(*^。^*)

 

既に立派な旧車となったビートの場合、一般的な中古車の納車整備程度では到底改善しえない「瑕疵部分」が多くあると思います。(￣ー￣)　では何故納車整備でここ迄こだわるのかと言えば、真のビート専門店を目指しているからと小生は答えます。

単に保証期間内に故障しなければ良いのでは無く、お客様の手元に届いた後に起こりえるトラブルを事前回避するのが、プロの技（仕事）だと常日頃から思っていますので・・・。

 

兵庫県在住のT/F様大変長らくお待たせいたしました。来る7月3日（土）にお会いできることを楽しみにしております。m(__)m

 

 

 

ご覧いただきありがとうございます。