今回は最近トラブル発症が多く見受けられるようになったメーター系整備の様子となります。
下記は当店の管理ユーザー様Y/M様の白ビートとなりますが、この度は車検でご入庫頂きました。<(_ _)>
お見積を作成の際に、何か気になるところは御座いますか?とお尋ねしたところ・・・。燃料を満タンに給油するも燃料ゲージの指針がフル(F)迄上がらないとのこと。
しかしこの個体に於いては今から約5年前の平成28年9月時の車検の際に、「スピードメーターASSY」、「タコメーターASSY」、「メーターASSYフューエル」、「パネルプリント」等を総て新品交換済となっており。
また更に令和3年4月時に「フューエルタンク」、「燃料ポンプ(イソマサ対策部品)」、「フューエルメーターユニット」も新品に交換済で、本来ならば燃料ゲージの指針不良などは非常に考えずらい状況です。(;^ω^)
となると、最早、疑うべきところは配線の断線?となりえます。※何故なら30年という歳月を考えれば各部の配線の劣化は当たり前とも思えるからです。
しかし、配線の断線が原因であれば、ゲージの指針は全く動かないと思われ、先ずはメーターケースを車体から取り外しメーター関連から点検する事となりました。
前出ご案内の通り、燃料系統の部品は殆ど新品に交換済でありますが、念の為約5年前に交換済である「メーターASSYフューエル」の状態を調べるべくメーターケースを取り外しました。
そして核心部分へと分解は進みましたが・・・。
約5年程前に新品に交換済の為、表面についてはほぼ新品のような感じで、全く問題はなっそうな感じでしたが・・・。
パネルの裏側はご覧の様に錆に依る腐食が既に進行しており、燃料ゲージの指針不良の原因は「メーターASSYフューエル」のコイル部分の錆腐食により、抵抗値に異常をきたし、指針不良を起こしたと断定されました。
只、今回問題と思われるのは新品に交換してから僅か5年でこのような状況となってしまった事だと思います。
念の為、氏に使用状況確認すると通勤を含め常にお乗りになっているとのことで、当然その際にはエアコンやヒーター等も頻繁に使うので、室内の湿気は比較的少ないと想定できます。
そうなると問題は少し深刻と捉えるべきかも・・・。このように短期間で使用不能となると「燃料ポンプ」と同様「本体のメッキ処理の不具合」などを疑わざる負えない状況とも思えます・・・。(@_@;)
「メーターASSYフューエル」を新品に交換し、メーター組み上げの際には錆対策が施された「アルミ製のネジ」を用いて組み上げました。
更に約5年前に一度交換済であるプリント基板も再使用せず念のため新品交換としましたが、今回の事案も含めて純正部品全般がこの様な傾向に為らぬように願いしたいと思う今日この頃です。( ̄ー ̄)
ご覧いただきありがとうございます。
461 views
2024年11月21日
426 views
2024年11月13日
409 views
2024年11月19日
乗り始めから28年の時を経てこの度総合整備でお預かりしました。その6 搭載したミッションとエンジンが思わぬトラブルを発症!
400 views
2024年11月24日
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2024 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント