前回ご紹介記事その1の作業施工により、走行中に気になっていた「ジャラジャラ音」については一応の解決をみることが出来ましたが・・・
しかし旧車となったビートの場合はこの限りでは無く、今後10年先迄を見据えてとなると更なる追加作業を施工する必要性が生じます。
と、意味深な言葉を残して終わりましたが、実は別な理由で「異音」を発症する場合もあります。
それはトランスミッションの構成部品の一つの「メインシャフトCOMP」本体や、「メインシャフトCOMP」をミッション内部でサポートしている「ベアリング」や「オイルシール」の劣化も侮れないからです。
具体的な症状としては構成部品である球体ベアリングがエンジン作動時に回転し続けることにより、劣化し、徐々にすり減り外径が小さくなります。
そうなるとベアリングケース内で「ガタ」が生じメインシャフトCOMP自身も回転時に振れを生じ、併せて「オイルシール」の劣化も進み最悪は「ミッションフルード」がトランスミッションケースから漏れ出します。
更に症状が進むと、走行の際にクラッチ関連が原因で発症した回転域以外でも上記ベアリングから「シャリシャリ音」や「ゴーゴー音」を発するようになります。
解決策としては「メインシャフトCOMP」と「ベアリング」の同時交換が理想となります。しかし問題は「メインシャフトCOMP」が既に製廃で新品入手が困難なこと。
何となくお気付きかと思いますが、ベアリングの劣化が著しい状況で使用を続ければこちらも劣化します。
では良質の中古品で何とかとなりますがそれも大変難しく思います。何故なら部品取り車から外した「それも」相当傷んでいる場合が殆んどだからです。”(-“”-)”
従って、「メインシャフトCOMP」が傷む前に先回り予防整備として「トランスミッションオーバーホール」を実施することで、この先も楽しいビートライフが約束されます。(^^)v
生誕30年を経過した現在、「再販部品」を含めた純正部品を常時購入にて予防も兼ねた「先回り整備」を実施し、維持して行くのが旧車となったビートが唯一存続出来る道だと思っております。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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