さて、今回ご紹介する個体は新車販売台数33,892台中、推定登録台数16台と言われている「110型 VER-Z ABS/LSD(新車時オプション装着車)」の リフレッシュ作業の様子となります。
上記がオプション装着だったABSユニットの画像です。
この個体の過去の整備履歴としては買取入庫した際に小傷・少凹みが多少見受けられた為。大方の部位については事前に「デントリペア」を施した後に、外装同色全塗装の施工と共に無限製エアロパーツを取付て販売させて頂きました。
更に今から約10年程前にはリフレッシュ的意味で、「エンジン本体」&「トランスミッション本体」のオーバーホールを含む総合整備を実施履歴があります。
そして今回、エンジン系の整備としては「タイミングベルト関連一式を交換」する時期を迎えており、更に今後10年先迄確りと乗り続けられる様にとのユーザー様からの思いから、もう一歩踏み込んた「シリンダーヘッドガスケット交換」も含めた整備内容を選択しました。
※上記は参考画像となります。
其れと共に取り外されたシリンダーヘッド側については、IN,OUT側共に「ロッカーアーム」や「バルブステムシール」の交換も実施しました。
上記画像は新品のバルブとシリンダーヘッドとの擦り合わせ作業の様子となります。
この様なエアーツールを使ってバルブ12本総ての擦り合わせ(気密性保持)作業を行います。
上記は擦り合わせ作業を終えたシリンダーヘッドとなります。
ロッカーアーム等を組付けた後にシリンダーブロックとドッキングとなります。
上記が新品の「シリンダーヘッドガスケットCOMP」となります。
※因みに当店ではエンジン製作の際に「タイミングベルトドライブ,プーリー」や「タイミングベルトドリブン,プーリーCOMP」他要所となる部品に「WPC加工処理」を施工しています。
其の後は定番の「ウォーターポンプCOMP」「タイミングベルトテンショナーCOMP」、「タイミングベルトアイドラー」クランクシャフト部分の「オイルシール」、カムシャフト部分の「オイルシール」他を含む各オイルシール類も総て交換としました。
そして昨今他車種と統合となった「タイミングベルトキット」を取付けて、エンジン本体の一連の作業は完了となります。
作業は更に続きます。
次回は「スロットルボディASSY」のリフレッシュ作業の様子をご紹介致します。
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