大方のビートは新車登録から30有余年が経過した個体です。旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
東京都在住のY/T様にご成約頂いた黄ビートの納車整備作業の様子の最終章となります。
試運転の後に細部の手直しを完了し、納車整備作業は総て終了しました。(*´▽`*)
納車整備の内容は上記法定12か月点検整備記録簿に記載し、点検整備ステッカーを発行。
この度の車両の素性については以前から把握しており、尚且つエンジン本体については仲間内の整備士が直近でOHを施工済。
また、今年初めにホンダ系ディーラーで車検も取得済みのため、一般的に考えれば一見問題なさそうです。例え車検にパスしていてもビートレストア専門店からするとそれではアウト!なのです。
具体的にはエンジン本体部分に以外で、交換を要する部位が多く、当店が整備を行った結果。上記部品の交換を余儀なくされました。
実際この度の整備内容をご請求金額で表すと、3桁にも迫る金額となりますので、正直販売利益は殆ど期待できません。(納車整備代金は全て車両代金に含まれています。)
しかし、今後オーナーとなられるT/Y様に当店を選んで頂けたことは光栄の極みでもあります。
一度確っかりと整備を行っておけば、ビートを通じてユーザー様と細〜く末長〜いお付き合いをさせて頂けると思っております。
さて、各部のメンテナンスを済ませた後にはロードテストを実施し、その後に工場でリフトアップにてオイル漏れ、水漏れを初め各部の締め付け点検を複数のスタッフで行い、問題無きことを確認しました。
残るはちょっとした細部の改善となります。
上記は現状装着されているリヤ側のタイヤとなりますが・・・。良~く見てみるとサイド側の山は確り残っていますが、センター部分に「スリップサイン」が見れます。恐らく前オーナー様がエアーチェックを怠った結果だと思われます。
対応として、同サイズの新品と交換することで改善されました。
※ピラーフィルムにヒビ割れが見られますが、この車両は「フルコンプリートパッケージ」販売車両では御座いませんので、外装については現状でのお渡しとなります。
続いては幌近辺から起こり得る雨漏れ対策となります。展示中においては昨今のゲリラ豪雨の際にも室内にへの入水は皆無でしたが・・・。
目視点検の結果。各ウエザーストリップの経年劣化具合は否めず、近い将来に於いては雨漏れを発症すると思われる為。「先回り予防整備」として、「フロントピラー側」も含む総ての「ウエザーストリップゴム」を交換としました。
※雨漏れがするからと、コーキング等の小細工を加えていると、幌フレームが錆びて仕舞い幌の張り替えが出来なくなる場合もあるので要注意です。
続いてはお客様からご取付のご依頼を頂いた「日本ライティング製LEDキット」の取り付けを行いました。
ご覧の様に明るい光に依り、夜間走行の際の安心が確保されました。
その他ステアリングのセンター位置調整や足回り(サイドスリップ)調整。更には上記LEDの光軸調整を済ませて納車整備は総て完了となりました。
総合整備等で長期お預かりの皆様へはご理解を頂きまして改めて御礼申し上げます。
T/Y様お待たせいたしました。楽しいビートライフの世界へようこそ! (*^-^*)
ご覧いただき、ありがとうございます。
426 views
2024年11月13日
400 views
2024年11月24日
367 views
2024年11月11日
乗り始めから28年の時を経てこの度総合整備でお預かりしました。その5 続”リフレッシュが済エンジン本体&T/M本体の搭載
356 views
2024年11月29日
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2024 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント