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外装仕上げは軽微なものでもここまでの作業は必須!ビート屋なら当たり前です。

2023年10月28日

旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。

 

今回は「外装の部分の予防整備」についてのご紹介となります。

下記のビートは、ご近所にお住まいのお客様が新車時から車庫保管でお乗りでした。その後、縁あって当店で買取させて頂き。

少し遣れ気味の外装を商品化の為、今から約7年程前に「同色全塗装の施工」を行った後、当店の管理ユーザー様の2台体制の追加の1台として購入頂き再び車庫で管理されていた個体となります。

従って外装の状態は非常に良好を保っております。

その後、今年になって諸事情で減車を決断され、再び当店に入庫したと言う経緯です。

 

その後、暫くして新しいオーナー様が決り、納車整備の一環として外装整備を行う運びとなりました。内容的にはステップを切開して内部の「錆・腐食」の状態の確認を行う作業です。

 

そして、早々に切開してステップの状態を確認してみると・・・ (~_~;) 一体何んなのだろ~こんなに保管状態良いのに・・・

この部位に錆腐食については「ビートの持病」とでも言うか?「製造時の処理が問題」では無いかと言っても過言ではないほど実際に数多く見受けられます。

 

ステップの表面の部分になりますが、表面からだと錆やエクボ(錆の盛り上がり)の確認は見れませんでした。しかし、ご覧の様に内側は既に錆・腐食が進んでおりました。

 

当店が所在する地域は塩害地域ではありませんが・・・

しかし、ご使用の地域が融雪剤などを路面に散布する地域などの場合は更に酷い状態が予想されます。従って腐食が更に上方に広がって行けば車体の剛性が失われ、最悪は正常な運動能力を発揮出来ない可能性もおおいに考えられます。

 

表面のカバーについても錆びてしまった部分についてはパテによる形成処理などは行わず、錆びた部位を除去し、切り継ぎ作業を行います。

 

これ以上の「錆・腐食」が拡がらないように確りと防止処理を行った後に、再び外側のステップカバーを溶接処理にて取り付けます。

 

その後はステップの一部の対策処理であっても、当店の場合ではご覧の様に広範囲に塗装処理を行います。

 

上記は完成した助手席側のステップの様子となりますが、運転席側についても同様の処理方法を用いて、先回り予防整備を施工しております。

当店では外装全塗装でお預かりした総てのビートに対しても、「先回り予防整備」の一環として上記作業を施工させて頂いております。

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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