旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
ご成約頂いたVER-Zの納車整備の様子をご紹介します。 (*^。^*)
ところで今回のタイトルの意味「VER-ZからVER-Zへ・・・」(‘;’)って一体どうゆこと❓ですよね!
それって?若しかして!何となく想像は付くとは思いますが。大切にお乗りだったVER-Zを突然の・・・(自爆)そしてお怪我は少々・・・
で、車は・・・☓。
小生改めて思いました。現代のクルマと違って安全装置など皆無なビートでも、その作りの堅牢さから、確りと乗り手の体を守ってくれることを。
※但し、無下に補強部品などを取り付けや、スペアータイヤを装着していない場合は、確りと潰れてくれない可能性もあり大変危険なことを、瀕死の個体を見てそう感じました。
その様な訳で、今回はその分ボディダメージは大変大きく再生不能と言わざる負えない状況。一体どうしたら良いのか!最早ビート無しでの生活は考えられないと訴えるI氏の悲痛な叫びが・・・。痛めた足をかばいながら
※それと上記はボンネットの内側の先端の画像ですが、シーラーを剥がすと殆どの場合ご覧の様に「錆・腐食」を発症しています。(※当方は塩害地域ではありません)なので、当店では全塗装施工の際に新品の「ボンネットCOMP」をチョイスしています。
しかし、I氏は何かと持っている男でして・・・。
ここからは上記2台目のVER-Zの入庫の経緯説明となります。
昨年暮れのこと、約19年前からお取引頂いているT氏がカレンダーを欲しいとのことで来店されました。
世間話も一通り終わりそれでは来年も宜しくと話しかけると、T氏から実は「〇×△□」な訳で長年連れ添ったVER-Zを手放そうと思うんだよ。本当は手放したくないけど・・・
長年のお付き合いで、気心の知れたT氏の思いは毎日ビートを乗っている小生にもひしひしと伝わります。そして数日後に個体をお預かりとなりました。
そしてこの度、傷心のI氏にT氏の思いを託すこととなりました。
当店の管理車両である為、現行このままでも車検の有効期間迄は十分問題無く走行は可能。更に現車の走行距離は約10万kmと旧車としては比較的少走行、車検から車検迄の間余り乗らない状況でもあり順に整備をご案内していた個体です。
ところが今度のオーナーであるI氏は、兎に角走るのが大好きなお方。従って乗り出す前に消耗部品を含め各部のリフレッシュ整備を確り行ってご納車とさせて頂く事になりました。
「ラジエターCOMP」に至っては新車時の装着部品とは異なり再度交換が必須となります。(当店では2回目の施工となります)
ブレーキ系についても既にオーバーホール施工済みとなっていますが、先回り予防整備の意味でこのタイミングで「ブレーキキャリパーASSY」等を新品と交換としました。
当店をご利用のお客様へ
再販が叶った「ブレーキマスターASSY」については今年に入って遂に在庫が無くなってしまいました。ですが、当店では今から約4年前に既に対策品の製作が叶っていますので、全く問題無く今後もサポート出来ますので心配はご無用です。
クラッチ制御系についても現況は特に駄目では無いですが、こちらについてもこのタイミングで新品部品交換としました。
実はこの部位、液漏れすれば状況に依っては即座に走行不能に陥ります。旧車は普段からの点検が何より重要なのです。
リヤ側に足まわりついては総体的なコストダウンを図るべく組み換え再使用としますが、フロント側についてはブレーキ関連も含めてケチらずにリフレッシュを行います。
上記は交換予定となっているフロント側「アクスルシャフトASSY」及び「フロントハブベアリングASSY」となります。
スタビライザー関連及び「フロントロアアーム」系の各ブッシュ類もこのタイミングで総交換とします。
ズバリ!「大人はケチらないで無駄に金を掛けない」が当店のモットーでして、そのご多分に漏れず再使用が可能な部品については作動状況を確認した後に装着しました。
この様な感じで順調に作業は進んでおります。T様、若しもこの記事を御覧のようでしたら、貴殿の思いはイソマサオートが確りとI様へ伝承させて頂きましたョ!と。 最も近じかお電話でご報告しますが・・・(^_^)v
ご覧いただき、ありがとうございました。
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