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成約車の納車整備の様子その2 ブレーキ系一部とトランスミッションオーバーホール

2024年03月08日

旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。

 

宮城県在住のH/M様にご成約頂いた黄ビートの納車整備の様子の続編となります。この度は「セミコンプリートパッケージ」にて販売させて頂きました。具体的にはエンジン本体については1年間又は1万キロ走行迄保証となります。

先ず、この車両は当店の管理ユーザー様から入庫しました。従いまして常日頃から気になる点があれば即、整備対応を行って来た優良整備車となります。

前回のご紹介では外装、水回り、エアコン系の先回り予防整備の様子をご覧頂きました。

 

今回は未だ整備が進んでいない「ブレーキ系の一部」と、現在も問題なく作動している 「トランスミッション」ですが先回り予防整備の一環としてオーバーホール作業実施します。

その際にはクスコ様に作成して頂いた「イソマサオリジナルLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル」(イソマサ対策部品)の装着も行います。

 

先ずはフロント側の「ブレーキキャリパーASSY」の交換からとなります。

前回の車検迄は定期的にオーバーホールを行っていました。しかし、新オーナー様がお乗りになるこのタイミングで交換して置けば、今後10年先迄は安全と安心が担保されるますので・・・。

 

因みにブレーキ及びクラッチの制御系部品については既に交換済みとなっています。

 

続いてはトランスミッション本体(デファレンシャルを含む)のオーバーホール作業を行います。

 

既存装着されている純正ノーマルのデファレンシャルケースを取り外した後に

 

オリジナル「LSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル」(イソマサ対策部品)と付け替えました。交換を行う理由は将来を考えてのこと・・・

また、オーバーホールの際には消耗した各部品の交換も当然!行う訳ですが、既に手に入らない部品だからと、その部品の交換を怠り傷んだ状態で再使用して作業するのは「本末転倒」。

 

そうなれば、同様のトラブルを再び発症するリスクは拭えません・・・実際に整備する意味合いが有るのか如何かだと思います。

 

要するに外側ではなく「トランスミッションケースCOMP」、「クラッチケースCOMP」内部の各消耗部品を如何に確りと交換出来るのかが「重要なカギ」となると思います。

 

数年前にクラッチ関連一式交換を実施している為。アクセルを踏み込んだ際の例の「ジャラジャラ音」もしません。でも、新オーナー様となりますので、再使用はせず総て純正新品を組込みました。

 

程なくしてオーバーホールが叶ったトランスミッション本体がエンジン本体とドッキングされました。

 

作業は更に続きます。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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