旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
下記銀ビートは以前から面識のあるお客様から将来を託され当店に入庫して参りました。そしてこの度、千葉県在住のK/S様にご成約頂きました。
銀ビートの納車整備作業もいよいよ大詰です。
作業内容としては、お客様から別途ご依頼を頂いた「ヘッドライトLED化」を実施しました。
既存装着されていた「テンポラリータイヤ」については2000年代初めの頃に交換歴の割には程度は良さそうでしたが。緊急時に使用することを考えると、矢張り経年劣化は否めず新品交換としました。
※当店では出来るだけ最新の物を常備在庫しています。
お客様の立っての願いでもあり、既存装着エアバック付き純正ステアリングを取り外して、通常の純正ステアリングへと付け替え作業を行いました。
エアバック付きを、無しのタイプに付け替えを行う際には、通常のステアリング用の配線も必要となります。
しかし、その部品は既に製廃となっている為、部品取り車から取り外して付け替えを行って装着しました。
程なくして無事に標準のステアリングへ交換が叶いました。
続いてはECU本体の取付場所移設作業となりますが、新車時には助手席裏側の「ドキュメントボックスASSY」と「バルクヘッドマッド、センター」の奥に装着されています。
上記は参考画像となりますが、丸い囲みの位置が新車時にECUが装着されている場所の裏側となります。
ご覧の通り、ボディーとエキマニの隙間も殆ど無く、排気温がECU本体に伝わり夏場などには手で触ると火傷しそうな程に高温にさらされます。
従って、ECU内部の各コンデンサーをを含めた基盤等を痛みが生ずることは必定となります。
という訳で、熱害の影響を受けない運転裏側にRSマッハ様製「ECU延長ハーネス」を使って移設を行いました。
上記の様に、移設作業は完了!幸いにも装着されていたECU本体は「最終型003」タイプでした。(*^。^*)
これは大変嬉しいい限りであり、小生が思うに前オーナー様のビート維持に対するスキルの高さが伺えた瞬間でもありました。
これにて銀ビートの納車整備は完了となり、最終ロードテストも済ませ不備の無い事を確認。
その後、新しいオーナーであるK/S様に作業完了をお伝えし、店頭にてご納車させて頂きました。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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