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標準車両最終モデルの車検整備の様子をご紹介します。今回はブレーキ系のリフレッシュを施工しました。

2024年07月16日

旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。

専門店の役目とは、各部をどのタイミングで整備するのが愛車にとって有意義なのかを都度的確にご提案させて頂くことです。

 

オーナー様が学生時代にアルバイトで貯めたお金を頭金に新車で購入され、今日迄大切のご所有されている平成5年式標準車の最終モデルの銀ビートです。

この度は車検整備及び先回り予防整備の為に個体をお預かりしました。

 

現在までの走行距離は何と14918kmとなっておりますが、単に乘らないで保管して置くだけでは無く、一度に走る距離は少ないながらも定期的にエンジンに火を入れ、今日迄大切にお乗りになって来た個体です。

 

走行距離は少ないですが、経年によるゴムブッシュ類の劣化の解消を狙いリフレッシュをはかります。

 

その他、構成部品と成る部位のボルト類についても交換リフレッシュを行いました。

 

特に今回は純正で再販が叶ったブレーキ関連の総合的リフレッシュを行いました。

 

前・後の「ブレーキキャリパーASSY」については過去に数度のオーバーホール履歴は有ります。しかしこのタイミングであれば、金属部品の疲労度合を考えると新品をチョイスするのが旧車整備の常識です。

先ずはこれから10年先迄の安心と安全が確保出来ますので・・・

 

上記は数年前に新品交換済の「マスターシリンダーASSY」となりますが、今年1月初旬に製廃となりました。アルミ製部品である為内部状態の長期間の維持を目的に、早目のオーバーホールを施工します。

 

オーバーホールの際には「プライマリー、セカンダリーピストンASSY」の交換を行いました。

 

この度もそうでしたが「旧車維持の重要なポイント」は、その部位が「駄目になる前に手を入れる」ことが肝要であると共に、新品部品が入手可能であれば率先して交換を行う事なのです。

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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