旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
前編の最後ではシフトリンケージの不具合の改善の様子のご紹介で終わりましたが、後編ではその続きからとなります。
お客様から承った改善点はセシフトレバーの「センターズレ」を直してほしいとのことです。
各リンク系の点検を行った結果、幸いにもワイヤーの部分的に引っ掛かりが確認されました。
どうやらこれが問題だったようで早々その部位改善を試みたところ。ニュートラル時のシフト位置は通常位置へと戻り、無事改善が叶いました。(^^)/
ラジエターCOMP(イソマサ対策部品)の交換と共にアッパーホース(ウォーターホースA)、ロア―ホース(ウォーターホースB)、サーモスイッチ等もこのタイミングで再び交換としました。
更にクーリングファンモーターと共にクーリングファンCOMP(共にイソマサ対策部品)の交換も行います。
お客様が持ち込まれたEACV(エレクトリックエアーバルブASSY)の交換を行いました。左記部品は最近製廃となってしまいました。
この度は敢えてインテークマニホールドからスロットルボディを取り外して作業を行いました。
その理由はスロットルボデイ下側の各ウォーターホース5本についても交換する為です。
その後に再びインテークマニホールドへ装着、その際にはスロットルボディパッキンA、Bなどについても交換必須部品となります。
今後は部品交換も難しくなってきますので、冷却水交換を定期的にしっかり行うことが部品を長持ちさせることにつながります。
その他車検整備要綱に沿った点検及び消耗部品の交換を済ませ、車検受験となります。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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