旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
前回のご案内ではトランスミッションの問題が回避されホッと胸を撫でおろしたのも束の間。さて!それではと言うタイミングで、何と!今度はエンジン関連に問題を発症・・・
その症状はエンジンが吹け上がらない? (@_@;)
もう一度配線関連の結線を確認したり、点火タイミングの再調整をしたりと、一連のトラブルシューティングを行いましたが、確たる答えが見つからず・・・
そこで念の為、既存装着ECUも点検することに。調べて見ると過去に某所で基板修理を行った形跡が診られました。補修箇所を目視点検して診ましたが、目立って劣化している様な部分は見受けられません。
目視では良否の判定が儘ならない様子でしたので、たまたま在庫していた最終型ECU「通称003型」を接続。すると、ぐずっていたエンジンはまるで嘘のように甲高い本来の調子の良いビートのそれに変貌を遂げました。 ( ^)o(^ )
小生察するに、今回の総合整備に於いてはエンジン関連の電子部品も殆ど新調しましたので、経年で知らず知らずの間にECU本体についても劣化していたのではないかと推測されます。
此方ついてもお客様へ内容を説明し、了承を頂き交換とさせて頂きました。 交換後エンジンの吹け上がりは最高です!!
また、折角なので、熱害対策としてECUの取付場所の移設をご提案しました。移設に際しては「RS MACH様」製の「延長ハーネスキット」を使って運転席の裏側へ設置しました。
更にはお客様からの御依頼で、純正オプションである「スカイサウンドオーディオ」を取り外して、社外コンソールを使って新品社外デッキの取り付け作業を行いました。
またその際には「コージライツ様」製パネルキットも併せて交換取付をさせて頂きました。流石に30数年経過している部位部品なので、交換を施工したことでコンソールまわりが一段と男前に変身。前出画像をもう一度ご覧頂ければお判りになると思います。 (*^。^*)
残る作業はオーダー頂いた「BRIDE様」製STRADIAの装着となり、こちらは定休日明けからの作業となります。
そして装着後には早々ロードテストを開始!そして再検車で問題の無い事を確認した後、ご納車の運びとなる予定です。
K/Y様、大変お待たせいたしましたが、間もなくご納車となります。m(__)m
◎このブログをお借りして年末までの予定をご紹介させて頂きます。
今年は車検の表年であり、多数車検に入庫頂けたことで有難い限りでした。しかし、何分旧車は整備箇所も多く、労力不足であったり、更には純正部品(特にエンジン関連)の入荷遅延等で通常にも増して大変お時間が掛かって仕舞い、エンジン関連修理でお預かりのお客様に於かれましては長期お預かりとなっていること、大変申し訳御座いません。
ここへ来てようやく車検等の入庫もひと段落となり、また部品も揃い始めましたので、特にエンジン関連のオーバーホール作業を今後集中して施工して参りますので何卒宜しくお願い申し上げます。
その様子は随時ご紹介させて頂きます。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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