旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
今回ご紹介のするのは、当店では初の整備のご依頼を承った黄ビートのお話となります。
この度はエンジン&トランスミッション本体の先回り予防整備としてのオーバーホールを承りましたが、その作業の際に確認された燃料系の瑕疵につてのご紹介となります。
燃料関連については数年前、既に他店で予防整備済みとは伺っておりました。
しかし前回紹介の記事と同様で余計な様ですが、エンジン&ミッション本体の取り外しの際に、燃料関連の状態を確認の為「インスペクションリッド」(エンジンフード)の隣の「RシートベルトベースCOMP」を取り外して点検を行うと・・・ (@_@;)
突然!目に飛び込んできたのが「バージレーターリターンホース」のひび割れでした。それもひび割れは部分的にでは無く、Rの掛かった部分の各所に見られます。
で、それは今から10数年前に施工されたのかと言うと、どうもそうでは無く、近年に交換された純正品とは異なる代物だと推測されます。
画像を拡大すると・・・このまま放置して置けば夏場辺りにはに燃料漏れを発症し、最悪の場合車両火災に至る可能性もと思うと恐ろしい限りです。
若しかすると耐油性であっても「ガソリンに対応する材質」では無いのかも知れません? ”(-“”-)”
因みに当店が使用している「バージレーターリターンホース」(イソマサ対策部品)と比較してみると部分部分で太さに違いも見受けられ。確実に劣化が伺える状況であると考えられます。
代替品として他車を流用を使用の際であっても、注意したいのが「内径が純正と同様であること」そうで無い場合には当然燃圧に変化が出ますので気を付けなければなりません。
この個体については当店(イソマサ対策部品)で対応する事になりますが、通販で部品入手の場合や、他店装着された場合は施行店で早急に点検をされることをお勧め致します。
※尚、当店でも点検させて頂く事も可能です。 m(__)m
ご覧いただき、ありがとうございます。
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