旧車を動かすのなら経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることが大切です。
クリック ⇒燃料系部品「バージレギュレーターリターンホース」十数年前の物?と思えるほど酷い劣化でしたが・・・前編
今回はその後編となります。
この個体をお預りした本来の目的とは、エンジン&トランスミッション本体を可能な限り新車時に近い状態に回帰させることです。
これから10年先迄トラブルなく安全に楽しく乗っいて行きたいとのオーナー様の強い思いにお応えして、現行のエンジン及びトランスミッションが比較的に元気なうちに「再構築化」をはかる為。この度お預かりしております。
そしてエンジン関連については出来る限り既存部品の再使用を避けるべく、現状は納期遅延の部品の入荷をひたすら待ちつつ約半年近くお預かりしていると共にお待ち頂いております。<(_ _)>
そして前編でご紹介した通り、エンジンを車体から取り外した後、念の為にと燃料系のチェックして見ると・・・
近々で交換されたと思われる「バージレギュレーターリターンホース」に亀裂の発症が確認され、別な「バージレギュレーターリターンホース」※イソマサ対策部品を用いて交換対応させて頂きました。
また「フューエルタンクCOMP」については、刻印からしても過去に予防交換履歴が有りましたが・・・
当然タンク内の様子も気になり、「フューエルポンプセット」を取り外して「フューエルタンクCOMP」の中を覗いてみると、それ程酷い状態では有りませんが、矢張り「ポンプのベース」辺りに錆を発症していました。
因みにベースは純正品ですがポンプ本体は社外品?が装着されています。
この場合はベースに発症した「錆・腐食」が改善出来れば再使用も問題無さそうですが、生憎対応出来そうな中古の純正ポンプベースも有りません。
現場と相談の結果。簡易では有りますが「防錆処理」を施した純正品の「フューエルポンプセット」を装着させて頂くことになりました。
この後、取り外したエンジン本体については再構築の際に交換予定している各部品と共にエンジン製作コラボ先へと送られて行きました。
この個体については年内のご納車を目指しております。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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