旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
今日は年明けの7日。例年であれば営業となりますが、今年はちょっと長めにお休みを頂いております。m(__)m 明日8日(水)から通常営業となります。
T/H様が長く所有されている黄ビート。総合的に普段からの確りと整備を心掛けており、走行上何ら問題は見受けられません。
其れであっても細部の経年劣化を懸念されご相談を頂いた結果。比較的に部品の供給がある段階で「エンジン及びトランスミッション本体」のリフレッシュを行う事になりました。
そして上記車両、本来は昨年末に作業が完了しご納車を予定でした。しかし、NEWエンジン完成を目前に又たしても「旧車あるある」を発症してしまい、止む無く年明け完成とさせて頂く事に・・・ <(_ _)>
昨年末12月は22日に予定通りVer-Cを九州のN/Y様お引き渡しが完了!そして上記T/H様のエンジン&トランスミッションの搭載作業を済ませて仕事納めの予定でした。
で、あるあるの内容とは?
はい!実は装着予定のNEWエンジンは本来の予定より一週間程遅れて届きました。完成が遅れた理由は、既存装着されていたエンジン本体の腰下部分(シリンダーブロック)が使用限界状態とのこと・・・
何分急遽のこと、対応として、次期製作予定の為に送っておいた「別コア」の腰下側をチョイスして製作を行い。
結果。予定より一週間程遅れてNEWエンジンはコラボ先から届きました。
通常エンジンリビルド化(再構築化)の内容は使用可能な同タイプの他エンジンの使用可能な部品を組み合わせたり、加工を行ったり、再使用が叶わない部位のみを新品を使って組み上げるのが一般的な内容。そして一定期間を再び活躍できるようにすることが目的です。
当店でお受けする内容としては、長期間に蓄積された垢を払拭するべく目的での「再構築化」が目的となることが殆んど。そこで、このタイミングで構成部品を可能な限り「新品部品」で組み上げて作成を行います。
そしてそれは唯一無二であるビートに今後も末永く好調にお乗り頂くことに尽きます。※補足として、当店の場合は長期使用を目的に測定基準が著しく厳しいのは言うまでも有りません。
小生が思うに
今回のケースのように比較的好調と思われるエンジンを使用であっても再構築が叶わなくなって来た昨今の理由の一つとして、「純正オイル部分合成油」や大手量販店で比較的安価で入手可能な「100%化学合成油」を長期間使用してたことなどにでも影響が無きにしも非ずかも・・・
他車種に於いても昔からエンジンは走行10万キロを超えた辺りから、オイルの消費が目立つようになるのが一般的。なので上記オイルに於いても同程度の品質だった?
メーカーにとって、車両を一定の期間使用の後に「代替え促進」と言う大人の事情もあるからなのでしょうか?
しかし、ビートに都度最適と思われる銘柄を採用し、車両点検を兼ねて定期的交換を推奨する当店の管理車両などは、新車から未オーバーホールの個体であってもエンジン本体が原因に依るオイル消費はほぼ皆無なので・・・
当店がトランスミッション関連のオーバーホールを行う際の目的は明確です。
一般的には劣化に依る走行の際にメインシャフト部分から発する「ジャラジャラ音」や、過去のシフトミスによるギヤチェンジの際に起こる「ガリ音」の改善。
更には今後起こり得る「スピードメーター不動」対策です。ミッション内部の構成部品の破損が原因でスピードメータ不動となり、「車検不合格」となる事を回避する為。イソマサ対策部品を組み込む事に依り対応させて頂いております。
車検の合否は、現役ビート乗りである小生達にとってもとっても大切な事柄ですので・・・
NEWエンジンに補器類を装着しながら搭載の準備を進めます。※クラッチ関連については過去の実績から「純正部品の使用」を強くお勧め致します。
また、再構築の際に出来れば避けたいこと、それは既存装着されていた部品の再使用しないことです。旧車の場合は旧部品が問題で折角リフレッシュが叶ったエンジンであっても本来の調子が出せない場合も多く経験しております。※直前に交換履歴が有るもに於いてはこの限りでない場合もあります。
作業は続きます
ご覧いただき、ありがとうございます。
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