旧車を維持してゆく為には経年劣化の事実に目を背けず、確りと整備を施してから楽しまれるのが肝要。またその際には、「旧車であることを深く理解した専門店」で施工されることをお勧め致します。
車検整備でお預かりしました。現車の走行距離を鑑み、また、それとは別に少々不安な思いもあり、フロント側「ホイールボルト」交換作業のご依頼を賜りました。
上記がロングホイールボルト装着施工が叶った画像となります。通常と比べてチョット長めのホイールボルトに気付きましたか?
では今回、何故?ホイールボルト単体交換を実施する事になったのか・・・
通常フロント側のホイールボルト交換の場合「フロントアクスルシャフトASSY」を交換すると、「ホイールボルト」も一緒に付属していますので作業工賃も圧縮されます。
只、この個体に関してはフロントが14インチ、リヤ側15インチの社外ホイール装着車であり。装着の際、フロント側に意図的に「社外スペーサー」を装着した状態となっています。
更にユーザー様のお話ではフロント左側のナットの緩み具合が時折に気になるとのことから、敢えてロングタイプの「ホイールナット」単体での交換をすることにしました。
上記は参考画像となりますが、ご覧の様にやや厚めの「社外スペーサー」を装着した場合。ホイールナットの締め込みの際の山数が極端に減少して仕舞い、最悪はホイールの脱落の恐れも考えられます。
折角交換を行うのでそこでひと工夫。
左側から「ノーマル純正品」で右端が「競技用10mm延長品」となりますが、余りにも長いと純正ホイールを装着した場合ナットが最後まで閉まりきらないという懸念も・・・
そこで今回のケースでは画像真ん中の中間の長さの「ホイールボルト」(イソマサ対策部品)を用いて施工しました。
これにより若干厚めの「社外スペーサー」を装着しても締付けの際のナット山数が確保され、安全も担保されると思います。
また、このタイミングで「フロントハブベアリングASSY」も新しい物と交換としました。
ご覧いただき、ありがとうございます。
Since 2006 isomasa web site Japanese text only
Copyright(C) 2025 isomasa auto All Rights Reserved. This web site is supported by DOSANITE
最近のコメント